48問‐関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県) 令和2年度(2020年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「外皮用薬の非ステロイド性抗炎症薬」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

48問‐外皮用薬の非ステロイド性抗炎症薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「分子内に副腎皮質ホルモンと共通する化学構造を持つ。」ですが、誤った記述です。

 本問は、「“非”ステロイド性抗炎症成分」が問われているので、誤りです。

 いうまでもなく、「分子内に副腎皮質ホルモンと共通する化学構造を持つ」のは、「ステロイド性抗炎症成分」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「小児への使用についても有効性・安全性が確認されており、ケトプロフェンを主薬とする外皮用薬では、小児向けの製品が市販されている。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける問題で、「逆」です。

 「ケトプロフェン」ですが、有効性・安全性が確認されておらず、15歳未満の小児向けの製品はありません。

 参考:ケトプロフェン

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、先の当該小児ウンヌンの論点ですが、「インドメタシン」だけ、個別的なものがあります。

 手引きによると…、

 『インドメタシンを主薬とする外皮用薬では、11歳未満の小児(インドメタシン含量1%の貼付剤では15歳未満の小児)』

 『その他の成分を主薬とする外用鎮痛薬では、15歳未満の小児向けの製品はない。』

 …となっています。

 「インドメタシン」だけ、「11歳未満」「インドメタシン含量1%の貼付剤では15歳未満」と、年齢区分や成分比率の論点があるので、注意してください。

 参考:インドメタシン

選択肢c

 選択肢cの「ピロキシカムの副作用として光線過敏症が生じることがある。」ですが、正しい記述です。

 「ピロキシカム」のド定番の副作用です。

 確実に押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「喘息の既往歴がある人では、使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 「鎮痛成分」のすべては、喘息の副作用があるので、既往歴のある人は、「使用を避ける」となっています。

 実務に関係するので、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ薬・・・「ふつう」。

 22問:かぜ薬の漢方処方製剤・・・「難」。

 23問:かぜ薬・解熱鎮痛薬の配合成分・・・「ふつう」。

 24問:かぜ薬・解熱鎮痛薬の副作用・・・「ふつう」。

 25問:漢方処方製剤・・・「難」。

 26問:抗ヒスタミン成分の催眠鎮静薬・・・「ふつう」。

 27問:不眠等の生薬・漢方処方製剤・・・「難」。

 28問:眠気を促す薬とアルコール・・・「ふつう」。

 29問:カフェイン・・・「ふつう」。

 30問:鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)・・・「ふつう」。

 31問:メチルエフェドリン塩酸塩・・・「やや難」。

 32問:生薬・漢方処方製剤 鎮咳去痰・・・「難」。

 33問:漢方処方製剤・・・「難」。

 34問:胃薬・・・「ふつう」。

 35問:生薬・漢方処方製剤 胃腸薬・・・「難」。

 36問:止瀉成分・・・「ふつう」。

 37問:瀉下成分・・・「ふつう」。

 38問:継続使用期間・・・「難」。

 39問:心臓・血液に作用する薬・・・「ふつう」。

 40問:貧血用薬のビタミン・・・「ふつう」。

 41問::漢方処方製剤 月経不順・・・「難」。

 42問:アレルギー・・・「ふつう」。

 43問:内服アレルギー用薬・・・「難」。

 44問:鼻炎用点鼻用薬・・・「ふつう」。

 45問:眼科用薬・・・「ふつう」。

 46問:点眼薬・・・「ふつう」。

 47問:殺菌消毒成分・・・「ふつう」。

 48問:外皮用薬の非ステロイド性抗炎症薬・・・「ふつう」。

 49問:外皮用薬の抗菌作用・・・「ふつう」。

 50問:みずむし・たむしの治療・・・「ふつう」。

 51問:口内炎・歯痛・歯槽膿漏・・・「やや難」。

 52問:禁煙補助剤・・・「ふつう」。

 53問:滋養強壮保健薬1・・・「ふつう」。

 54問:ビタミンB2・・・「ふつう」。

 55問:漢方処方製剤 一般・・・「ふつう」。

 56問:生薬及び漢方処方製剤の副作用・・・「難」。

 57問:殺菌消毒成分・・・「ふつう」。

 58問:殺虫剤及び忌避剤・・・「ふつう」。

 59問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

 60問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

R2 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・R1 関西広域連合 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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