24問‐関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県) 令和2年度(2020年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「かぜ薬・解熱鎮痛薬の副作用」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

24問‐かぜ薬・解熱鎮痛薬の副作用

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「アスピリン喘息は、アスピリン以外の解熱鎮痛成分によっても生じることがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 選択肢のいうように、アスピリン喘息は、アスピリンだけのものではありません。

 「名称」に引きずられないようにしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「トラネキサム酸の代表的な副作用として、口渇が知られている。」ですが、誤った記述です。

 「抗炎症成分」の「トラネキサム酸」の副作用ですが、「凝固した血液を溶解されにくくする働き」です。

 「トラネキサム酸」は、「相談すること」の医薬品なので、チェックしておきましょう。

 参考:トラネキサム酸

 参考:適正使用対策:相談‐基礎疾患3

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「使用上の注意には、成分によらず、副作用としてショック(アナフィラキシー)が起こることがあると記載されている」ですが、正しい記述です。

 かぜ薬や解熱鎮痛薬には、副作用として、「ショック(アナフィラキシー)」があります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「解熱鎮痛成分を長期連用しても、副作用が起こることはない」ですが、誤った記述です。

 解熱鎮痛成分に限らず、どんな成分でも、長期連用すれば、副作用のリスクが高まります。

 配偶者などは、副作用の方が多いくらいです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 正解:2

 >>> 次の問題へ。

医薬品

 21問:かぜ薬・・・「ふつう」。

 22問:かぜ薬の漢方処方製剤・・・「難」。

 23問:かぜ薬・解熱鎮痛薬の配合成分・・・「ふつう」。

 24問:かぜ薬・解熱鎮痛薬の副作用・・・「ふつう」。

 25問:漢方処方製剤・・・「難」。

 26問:抗ヒスタミン成分の催眠鎮静薬・・・「ふつう」。

 27問:不眠等の生薬・漢方処方製剤・・・「難」。

 28問:眠気を促す薬とアルコール・・・「ふつう」。

 29問:カフェイン・・・「ふつう」。

 30問:鎮暈薬(乗り物酔い防止薬)・・・「ふつう」。

 31問:メチルエフェドリン塩酸塩・・・「やや難」。

 32問:生薬・漢方処方製剤 鎮咳去痰・・・「難」。

 33問:漢方処方製剤・・・「難」。

 34問:胃薬・・・「ふつう」。

 35問:生薬・漢方処方製剤 胃腸薬・・・「難」。

 36問:止瀉成分・・・「ふつう」。

 37問:瀉下成分・・・「ふつう」。

 38問:継続使用期間・・・「難」。

 39問:心臓・血液に作用する薬・・・「ふつう」。

 40問:貧血用薬のビタミン・・・「ふつう」。

 41問::漢方処方製剤 月経不順・・・「難」。

 42問:アレルギー・・・「ふつう」。

 43問:内服アレルギー用薬・・・「難」。

 44問:鼻炎用点鼻用薬・・・「ふつう」。

 45問:眼科用薬・・・「ふつう」。

 46問:点眼薬・・・「ふつう」。

 47問:殺菌消毒成分・・・「ふつう」。

 48問:外皮用薬の非ステロイド性抗炎症薬・・・「ふつう」。

 49問:外皮用薬の抗菌作用・・・「ふつう」。

 50問:みずむし・たむしの治療・・・「ふつう」。

 51問:口内炎・歯痛・歯槽膿漏・・・「やや難」。

 52問:禁煙補助剤・・・「ふつう」。

 53問:滋養強壮保健薬1・・・「ふつう」。

 54問:ビタミンB2・・・「ふつう」。

 55問:漢方処方製剤 一般・・・「ふつう」。

 56問:生薬及び漢方処方製剤の副作用・・・「難」。

 57問:殺菌消毒成分・・・「ふつう」。

 58問:殺虫剤及び忌避剤・・・「ふつう」。

 59問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

 60問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

R2 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・R1 関西広域連合 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする