本問は、小腸についての問題です。すべて基礎・基本事項です。テキストをきっちり読み込んでおきます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
aの「小腸は、全長6~7mの臓器で3部分に分かれ、その部分は、回腸、十二指腸、空腸の順に長い。」ですが、誤った記述です。
前半の数字部分は、正しいです。
小腸は、「全長6~7mの管状の臓器」です。
「小腸→しょうちょう→し・ょ・う・ち・ょ・う」の「6文字」くらいで憶えましょう。
数字は常に狙われているので、憶えてください。
間違っているのは、後半部分です。
十二指腸は、胃から連なる約25cmのC字型に彎曲(わんきょく)した部分です。
よって、一番短い部分です。
正しくは、「その部分は、回腸、空腸、十二指腸の順に長い。」です。
ところで、後半は、日本語として、よくありません。
わたしも自信がないですが、「○○の順に長い」なので、先のほうが長くて、後ほど短くなります。(間違えていたら、一報ください。)
「○○の順に長くなる」ではないので、注意してください。
こういう“間違えやすい・勘違いしやすい”文言を使うところに、出題者のセンスのなさを感じます。
「一番長いのは回腸で、次いで、空腸、十二指腸となる」と書けば、小学生でも誤読しないはずです。
まあ、腸の各部分の「長さ」は、頻出なので、キッチリ、押えておきましょう。
よって、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。
bの「炭水化物とタンパク質は、消化酵素によってそれぞれ二糖類、アミノ酸に分解されて吸収される。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「二糖類」のところです。
正しくは、「単糖類」です。
小腸の消化酵素の問題です。よく出るので、要暗記です。
たんぱく質を、「アミノ酸」まで分解するのは、「エレプシン」
炭水化物を、「単糖類」まで分解するのは、「マルターゼ、ラクターゼ」
…と、なっています。
よって、選択肢の「b」は、「誤」と相なります。
cの「小腸の運動によって、内容物が消化液と混和されながら、大腸へと送られ、その間に消化と栄養分の吸収が行われる。」ですが、正しい記述です。
テキストそのとおりの記述です。確認しておきましょう。
選択肢の「c」は、「正」と相なります。
「脂質(トリグリセリド)は、消化酵素(リパーゼ)の作用によって分解を受ける。」ですが、正しい記述です。
脂質は、「リパーゼ(トリグリセリド)」により、脂肪酸やグリセロールに分解されます。
テキストで確認しておきましょう。
「d」は「正」です。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
61問:小腸・・・「ふつう」。
62問:呼吸器系・・・「ふつう」。
63問:循環器系・・・「ふつう」。
64問:血液・・・「ふつう」。
65問:腎臓・・・「ふつう」。
66問:感覚器官・・・「ふつう」。
67問:皮膚一般問題・・・「ふつう」。
68問:筋組織・・・「ふつう」。
69問:中枢神経系・・・「ふつう」。
70問:末梢神経系・・・「ふつう」。
71問:内服薬の吸収・・・「ふつう」。
72問:薬の代謝・・・「ふつう」。
73問:口腔粘膜吸収の医薬品・・・「やや難」。
74問:SJSとTEN・・・「ふつう」。
75問:偽アルドステロン症・・・「やや難」。
76問:無菌性髄膜炎・・・「ふつう」。
77問:副作用‐消化器系・・・「ふつう」。
78問:副作用‐間質性肺炎・・・「ふつう」。
79問:副作用‐循環器系・・・「ふつう」。
80問:副作用‐泌尿器系・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
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