2021年(令和3年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.7」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。本問の複線図は、「四路スイッチ」である。「三路スイッチ」同様に、書き方を憶えるのが一番効率がよい。必ず、本ページのようにやらないといけないわけではないので、参考までに。
「複線図」の書き方ですが、当方では…、
①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。
②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。
③残りをつなぐ。
…という順序でやっていきます。
憶え方としては、「デンコ テンコ」です。
「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。
「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。
なお、複線図を書く順番は、決まっていないので、お使いのテキストに準拠してください。
候補問題のNO.7の複線図の「四路スイッチ」ですが、極めて“ややこしい”ので、書き方と手順とを、憶えるのが一番です。
まあ、複線図の書き方・手順は、色々とあります。以下は、「参考」程度にして、使えそうなところがあれば、取り入れてください。
次に、電源線の接地側(白)です。
接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。
本問は、「コンセント」がないので、接地側の電源線に、「イ」のランプレセプタクル2個(うち、1個は施工省略)をつなげます。
特に、問題ないかと思います。
接地側だけをつないだものが、先の画像となります。
次は、非接地側(黒)の作業です。
非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。
本問は、「コンセント」がないので、つなげるのは、スイッチのみとなります。
さて、難関の「四路スイッチ」のところですが、とりあえず、「左側」の三路スイッチの「0」に、非接地側の黒をつなげてしまいます。
ここは、「黒」指定なので、特に意識して、「左の0‐黒」で接続してください。
んで、当方では、ここで、非接地側の作業を終了します。
つまり、もう片方の「右側」の三路スイッチや、「真ん中」の四路スイッチのところは、「後回し」にするってな塩梅です。
こんな次第で、非接地側をつなぐと、先の画像となります。
まずは、「右側」の三路スイッチと、2つのランプレセプタクルをつなげましょう。
該当箇所の線を引くと、先の画像のようになります。
なお、「右側」の三路スイッチの「0」には、色指定はありません。
しかし、「0」には、「黒」と憶える方が、何かとやりやすいです。
「右側」の「0」は、「黒」でつなげるのを推奨します。
残るのは、左右の三路スイッチと、真ん中の四路スイッチをつなげるだけです。
先の候補問題の「三路スイッチ」と同じように、「四路スイッチ」も、つなげ方を暗記しましょう。
「解説」でも述べているのですが、どの色とどの色をつなげるかは、練習時に『確定』しておきます。
三路スイッチと四路スイッチのところは、“裁量”の余地が多く、好きにできるので、楽勝に見えるかもしれません。
しかし、先の解説ページに述べるように、どう作業するかは、練習の時点で、『確定』しておくのが望ましいです。
本試験では、考える時間はありません。
好きにやってもいいところは、「逆」に、(アレレ、どうしたっけ?)と、「混乱・困惑」の原因となります。
先の解説ページや、お使いのテキストを参考に、「自分のつなげ方」を、『確定』しておきましょう。
他のページでも述べていますが、技能試験では、前もって、すべての手順を決めておくのが、最も無難です。
先の画像をまとめると…、
…となります。
「四路スイッチ」も、とてもややこしいのですが、そのやり方さえ憶えてしまえば、大丈夫です。
複線図のみならず、施工についても、特に念入りな練習が必要ですが、その分、習熟するため、“ちゃんと練習した受験生”は、とても合格しやすくなります。
作業そのものは、単純です。
苦手な人は、何回も何度でも、憶えるまで、そして、不安がなくなるまで、紙で練習しましょう。
以上、候補問題NO.7の複線図の書き方でした。
ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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