「ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。」
「原因物質によって発生頻度は異なり、医薬品の場合、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い。」
「一般に、顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、蕁麻疹、ロ唇や舌・手足のしびれ感、むくみ(浮腫)、吐きけ、顔面蒼白、手足の冷感、冷や汗、息苦しさ・胸苦しさなど、複数の症状が現れる。」
「一旦発症すると病態は急速に悪化することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じ、死に至ることがある。」
「発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。)ことが特徴であり、直ちに救急救命処置が可能な医療機関を受診する必要があるが、何よりも医薬品の使用者本人及びその家族等の冷静沈着な対応が非常に重要である。」
まずもって、強く主張しておきたいのが「副作用は、すべて出る」です。
当該「第3節:症状からみた主な副作用」ですが、そのすべてが全部出ます。ゆめゆめ、読み落としたり捨てたりしないでください。
さて、本ページの 「ショック(アナフィラキシー)」ですが、これは、昔は出なかったのですが、近年でドンドコ出題されている要注意論点です。
代表的な出題は、「奈良県 R4 第36問」です。
穴埋め問題での出題も確認されています。「愛媛県 R2 第75問」です。
数字の「進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。)ことが特徴」のところも、出しやすいのでチェックです。
なお、現在のところ、症状の「顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、蕁麻疹、ロ唇や舌・手足のしびれ感、むくみ(浮腫)、吐きけ、顔面蒼白、手足の冷感、冷や汗、息苦しさ・胸苦しさ」のところは、暗記しなくていいです。
症状が突っ込んで問われたことがないからです。
つまり、「「顔や“下半身”の紅潮・熱感…」といったような、いじられた出題は、確認されていません。
症状は、無理に憶えなくていいですが、精読して“どういうものなのか?”くらいは、把握が付くようになっておきましょう。
あと、蛇足ですが、「医薬品」で当該ショック(アナフィラキシー)の副作用が生じるものを、以下に…
・登録販売者 医薬品 アナフィラキシーの副作用のまとめ‐ピレンゼピン塩酸塩,クロモグリク酸ナトリウム,ケトプロフェン
…にまとめています。
副作用は、本当によく出るようになっています。試験終盤あたりで、チェックしてみてください。
以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。
「2)重篤な皮膚粘膜障害」に続きます。
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