登録販売者 第2章:人体

第3節:症状からみた主な副作用‐1:全身的に現れる副作用

5)病気等に対する抵抗力の低下等

5)病気等に対する抵抗力の低下等

 「医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感等の症状を呈することがある。」

 「進行すると重症の細菌感染を繰り返し、致命的となることもある。

 「ステロイド性抗炎症薬や抗癌薬などが、そのような易感染性をもたらすことが知られている。」

 「初期においては、かぜ等の症状と見分けることが難しいため、原因医薬品の使用を漫然と継続して悪化させる場合がある。」

 「医薬品を一定回数又は一定期間使用した後に症状が出現したのであれば、医薬品の副作用の可能性を考慮して、その医薬品の使用を中止して、血液検査ができる医師の診断を受ける必要がある。」

 「このほか、医薬品の使用が原因で血液中の血小板が減少し、鼻血、歯ぐきからの出血、手足の青あざ(紫斑)や口腔粘膜の血腫等の内出血、経血が止まりにくい(月経過多)等の症状が現れることがある。」

 「脳内出血等の重篤な病態への進行を予防するため、何らかの症状に気付いたときは、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止して、早期に医師の診療を受ける必要がある。」




ひとくちコメント

 「5)病気等に対する抵抗力の低下等」ですが、言うほど出題実績がありません。

 数少ない出題例は…、

 「ステロイド性抗炎症薬や抗癌薬などが、そのような易感染性をもたらすことが知られている。」

 …のところで、「富山県 R4 午後第16問」や「秋田県 R3 第74問」などで、選択肢の1つに登場しています。

 今後も、当該記述が「使い回される」可能性が高いので、まずは、ここを押えましょう。

 さて、最近の試験傾向は、「副作用全部出る」となっています。

 当該論点も、出題可能性は、ひしひしとあります。

 「血液中の血小板が減少」とか「脳内出血等の重篤な病態への進行を予防する」とかの記述が出そうです。

 読み飛ばすことなく、何度も精読しておきましょう。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、見直しておいてください。

 以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。

ページリンク

 「1:全身的に現れる副作用」は、これで終わりです。

 「2:精神神経系に現れる副作用」の「1)精神神経障害」に続きます。

補足リンク

 大元インデックス・・・「Webテキスト インデックス

 本章インデックス・・・「人体 インデックス

 本節インデックス・・・「症状からみた主な副作用 インデックス

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする