登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページで述べる「も」の付く生薬は、「モクキンピ」。「モクキンピ」は個性的。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「モクキンピは、アオイ科のムクゲの幹皮を基原とする。」
「皮膚糸状菌の増殖を抑える作用が期待される。」
…以上です。
基原は、無理して押さえる必要はないです。
まあ、有名な「ムクゲ」なので、花好きな人は、押えておいて損はないでしょう。教養になります。
ちなみに、基原のムクゲは、こんなものです。
参考‐グーグル画像検索:ムクゲ
「モクキンピ」は、あまり出題されません。
とはいえ、「モクキンピ」は、特徴があるので、狙われやすくなっています。押さえておくべき生薬かと思います。
よって、優先順位は、「ふつう」です。
なお、当該生薬が配合された市販薬には、「 【第2類医薬品】ハイ・シャロン(複方土槿皮酊) 15mL×2 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「モクキンピは、皮膚糸状菌の増殖を押える作用が期待される。」
…といった感じに出題されています。
設問の「モクキンピは、皮膚糸状菌の増殖を押える作用が期待される。」ですが、正しい記述です。
効能の「皮膚糸状菌の増殖を押える」は、当該モクキンピにしかない“固有”のものです。
問題文の言うように、モクキンピには、「皮膚糸状菌の増殖を押える」作用があります。
「皮膚糸状菌」をキーワードにして、「モクキンピ」を憶えてしまいましょう。
こんな次第で、解答は、「○」と相なります。
県によっては、毎年のごとく、「みずむし薬」を出題するところがあります。
そうした県の場合、当該モクキンピにも、出題が回ってくることがあります。
受験予定地のPDF過去問に当たってみて、「みずむし薬」がよく出ているようなら、「モクキンピ」も、優先して押えておきましょう。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
モクキンピ --- 「○○○○○の増殖を抑える」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「ま行の生薬」へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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