令和5年度(2023年度)山形県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「角質軟化薬と保湿成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として 、オリブ油 (モクセイ科の Olea europaea Linné の果実を圧搾して得た脂肪油)が用いられ る。」ですが、正しい記述です。
「保湿成分」の「オリブ油」の正しい記述です。
マイナー成分ですが、きちんと見ておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「サリチル酸は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟 化作用を示す。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言うような「皮膚の角質層を構成するケラチンを変質」ウンヌンなのは、「角質軟化成分」の「イオウ」です。
選択肢の「サリチル酸」は、同じく「角質軟化成分」ですが、「角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す」です。
当該イオウは、もはや定番論点を化しているので、ガチで押えておきましょう。
もはや、マイナー成分ではないです!
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「イオウは、頭皮の落 屑 (ふけ)を抑える効果を期待して、毛髪用医薬品に配合され ている場合がある。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「頭皮の落 屑 (ふけ)を抑える効果」ウンヌンなのは、「サリチル酸」です。
当該サリチル酸ですが、手引きには…、
「角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。」
「併せて抗菌、抗真菌、抗炎症作用も期待され、にきび用薬等に配合されている場合もある。」
「頭皮の落屑(ふけ)を抑える効果を期待して、毛髪用薬に配合されている場合もある。」
…とあります。
もはや、全部の論点が出てます。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「角質軟化薬のうち、いぼに用いる製品については、 医薬部外品として認められてい るものもある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬部外品として認められてい るものもある」のところです。
手引きには…、
「いぼに用いる製 品については、医薬品としてのみ認められている。」
…とあります。
ちなみに、うおのめ・たこに用いるものは、医薬部外品(用剤)で製造販売されているものもあります。
こういう、医薬品・医薬部外品の別を問う問題が、全国的に、増えています。
意識して、テキストに当たっておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「誤」です。
「正しいもの」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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