午前第21問‐富山県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「かぜ・かぜ薬」についての出題です。難しいところはありません。ド定番論点なので、確実に解けるようになっておきましょう。

午前第21問‐かぜ・かぜ薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「インフルエンザ(流行性感冒)は、ウイルスの呼吸器感染によるものであるが、感染力が 強く、また、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる。」ですが、正しい記述です。

 かぜとインフルエンザですが、症状が似ていますが、後者の方が重症化しやすいので、区別されています。

 テキストを確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「アルコールは医薬品の成分の吸収や代謝に影響を与えるため、かぜ薬の服用期間中は、飲酒を控える必要がある」ですが、正しい記述です。

 手引きには…、

 「かぜに対する民間療法として、しばしば酒類(アルコール)が用いられるが、」

 「アルコールは 医薬品の成分の吸収や代謝に影響を与えるため、肝機能障害等の副作用が起こりやすくなる。」

 「したがって、かぜ薬の服用期間中は、飲酒を控える必要がある。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 他県で出題実績がある、「肝機能障害等の副作用が起こりやすくなる」の方も、押えておきましょう。

選択肢c

 選択肢cの「解熱鎮痛成分であるアスピリンを含む一般用医薬品は、15歳未満の小児に対しても安全 に使用できる。」ですが、誤った記述です。

 正面から間違えている選択肢です。

 「アスピリン」ですが、「ライ症候群の発生が示唆されている」ため、「15歳未満の小児には使用しない」となっています。

 手引きには、「アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)、サザピリン及 びサリチル酸ナトリウムは、15歳未満の小児に対しては、“いかなる場合も”一般用医薬品 として使用してはならない。」とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 また、「適正使用」の「使用しない 小児」も、思い出してください。

選択肢d

 選択肢dの「去痰作用を目的として、かぜ薬にジヒドロコデインリン酸塩が配合されている場合がある が、依存性があることに留意する必要がある」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「去痰作用を目的」のところです。

 選択肢の言う「ジヒドロコデインリン酸塩」ですが、「鎮咳成分」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、選択肢の言う「去痰成分」には、「グアイフェネシン」などがあります。テキストを確認しておきましょう。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ・かぜ薬

 22問:漢方処方製剤(かぜ)

 23問:かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分

 24問:プロスタグランジン

 25問:眠気を促す薬

 26問:漢方処方製剤(鎮静)

 27問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 28問:鎮咳去痰薬

 29問:呼吸器官に作用する薬

 30問:漢方処方製剤(呼吸器官に作用する薬)

 31問:胃の薬

 32問:健胃成分・制酸成分

 33問:生薬(呼吸器官に作用する薬)

 34問:止瀉薬

 35問:瀉下薬

 36問:胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分

 37問:心臓などの器官や血液に作用する薬

 38問:循環器用薬

 39問:高コレステロール改善薬

 40問:貧血用薬(鉄製剤)

 41問:内用痔疾用薬

 42問:外用痔疾用薬

 43問:婦人薬

 44問:アレルギー用薬

 45問:鼻炎用点鼻薬

 46問:眼科用薬

 47問:眼科用薬2

 48問:外皮用薬

 49問:外皮用薬2

 50問:外皮用薬の抗真菌作用

 51問:毛髪用薬

 52問:歯痛・歯槽膿漏薬

 53問:ニコチンと禁煙補助剤

 54問:滋養強壮保健薬

 55問:ビタミン

 56問:漢方処方製剤・生薬製剤

 57問:生薬成分

 58問:消毒薬

 59問:衛生害虫と殺虫剤・忌避剤

 60問:一般用検査薬

令和4年度 富山県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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