第25問‐新潟県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「医薬品の薬理作用及び副作用」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第25問‐医薬品の薬理作用及び副作用

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりではなく、血液や内臓機能への影 響等のように、明確な自覚症状として現れないこともある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 たとえば、「軽度の肝機能障害」や「消化性潰瘍」は、自覚症状に乏しい場合があります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「複数の疾病を有する人の場合、ある疾病のために使用された医薬品の作用が、別 の疾病の症状を悪化させることがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「適正使用」の「使用しない」の「基礎疾患」の存在を思い出してみてください。

 参考:使用しない 基礎疾患のある人

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品の有効成分である薬物が生体の生理機能に影響を与えることを薬理作用と いう。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 そのまんまですが、手引きには…、

 「医薬品の有効成分である薬物が生体の生理機能に影響を与えることを薬理作用という。」

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「一般用医薬品の使用にあたっては、通常、重大な副作用よりも、その使用を中断することによる不利益を回避することが優先される。」ですが、誤った記述です。

 よく出るところです。できないとダメです。

 間違っているのは、後半全部です。

 正しくは、「その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先」です。

 「重大な副作用を回避を優先」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 21問:医薬品の本質

 22問:医薬品の効果とリスク評価

 23問:医薬品と食品

 24問:医薬品の副作用

 25問:医薬品の薬理作用及び副作用

 26問:医薬品によるアレルギー

 27問:医薬品の相互作用

 28問:医薬品と食品と相互作用

 29問:小児と医薬品

 30問:乳幼児と医薬品

 31問:高齢者と医薬品

 32問:プラセボ効果

 33問:医薬品の品質

 34問:一般用医薬品の役割

 35問:適切な医薬品選択及び受診勧奨

 36問:販売時のコミュニケーション

 37問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 38問:スモン及びスモン訴訟

 39問:CJD及びCJD訴訟

 40問:C型肝炎及びC型肝炎訴訟

令和5年度 新潟県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする