本問は、「医薬品」の「カフェイン」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「脳の緊張を低下させることで、眠気防止の効果をもたらす。」ですが、誤った記述です。
配偶者のように、驚かされる選択肢です。
間違っているのは、「脳の緊張を低下させる」のところです。
「カフェイン」ですが、「脳に軽い興奮状態を引き起こす」ことで、眠気や倦怠感を押さえるものです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「摂取されたカフェインは、乳汁中に移行しない。」ですが、誤った記述です。
カフェインは、乳汁移行します。
手引きには…、
「妊娠中の眠気防止薬の使用が胎児に影響を及ぼすか否かは明らかにされていないが、」
「吸収されて循環血液中に移行したカフェインの一部は、血液-胎盤関門を通過して胎児に到達することが知 られており、胎児の発達に影響を及ぼす可能性がある。」
「また、摂取されたカフェインの一部は乳汁中に移行する。」
「乳児は肝臓が未発達なため、カフェインの代謝にはより多くの時間を要する。」
「したがって、授乳中の女性がカフェインを大量に摂取したり、カフェインを連用したりした場合 には、」
「乳児の体内にカフェインが蓄積して、頻脈や不眠等を引き起こす可能性がある。」
「そのため、授乳期間中はカフェインの総摂取量が継続して多くならないよう留意する。」
…とあります。
禁忌は、まず問われるところなので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「眠気防止薬におけるカフェインの 1 回摂取量はカフェインとして 200 mg、1日摂 取量はカフェインとして 500 mg が上限とされている。」ですが、正しい記述です。
正しい数字です。
カフェインには、他にも狙われる数字があります。
「カフェインの血中濃度が最高血中濃度の半分に低減するのに要する時間は、通常の成人が約3.5時間であるのに対して、乳児では約80時間と非常に長い」のところです。
昔の試験では、ド定番の数字でした。チェックしておきましょう。「医薬品の数字3」を一読をば。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「反復摂取により依存を形成するという性質がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「適正使用」の論点の「連用しない各種」も、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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