令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「基本知識」の「適切な医薬品選択及び受診勧奨」についての出題です。基本知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても、症状の改善がみられない又 は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「受診勧奨」のそのとおりの記述です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧め たり、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「情報提供は必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、」
「医療機関の受診 を勧めたり(受診勧奨)、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合があることにも 留意する必要がある」
…とあります。
よく出るところなので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「高熱や激しい腹痛がある場合など、症状が重いときに一般用医薬品を使用すること は、一般用医薬品の役割にかんがみて適切な対処といえる」ですが、誤った記述です。
んなーこたない選択肢です。
間違っているのは、「症状が重いときに一般用医薬品を使用すること は、一般用医薬品の役割にかんがみて適切な対処といえる」のところです。
一般用医薬品は、基本的に、対処療法薬なので、根本的には治りません。
選択肢の「高熱や激しい腹痛」のケースは、「受診勧奨」の典型例ですね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「通常の成人では、乳幼児や妊婦の場合に比べ、一般用医薬品で対処可能な症状等の 範囲は限られる。」ですが、誤った記述です。
「逆」です。
「乳幼児や妊婦」の方が、通常の成人と比べて、一般用医薬品で対処可能な症状等の 範囲は限られます。
「適正使用」では、禁忌に小児や妊婦等があります。
その禁忌の分だけ、対処できる一般用医薬品の数は、減るってな次第ですね。
手引きには…、
「一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わってくるものであ り、例えば、乳幼児や妊婦等では、通常の成人の場合に比べ、その範囲は限られてくることにも 留意される必要がある。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
正しいものの組み合わせを探せば、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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