令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「基本知識」の「医薬品と食品の相互作用」の問題です。難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「相互作用は、医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄される過程で起こるものと、医薬 品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには、そのまんまですが…、
「相互作用には、医薬品が吸収、分布、代謝(体内で化学的に変化すること)又は排泄される過 程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。」
…とあります。
よく出る記述です。精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「医薬品と特定の食品を一緒に摂取した場合に、医薬品の薬理作用が減弱することがある。」ですが、正しい記述です。
選択肢の言う「減弱」のほか、「増強」されるのも、「相互作用」です。
手引きには…、
「複数の医薬品を併用した場合、又は保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品及び機能性 表示食品)や、いわゆる健康食品を含む特定の食品と一緒に摂取した場合に、医薬品の作用が増強したり、減弱したりすることを相互作用という」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が低下していることが 多いため、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「肝臓の代謝機能が低下していることが多い」のところです。
正しくは、「肝臓の代謝機能が“高まっている”ことが多い」です。
アルコールは、「相互作用」の代表的な例なので、意識して読んでください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「食品は、外用薬や注射薬の作用や代謝に影響を与えない。」ですが、誤った記述です。
ストレートに違っています。
手引きには…、
「外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能 性がある。」
…とあります。
なぜかしら、全国的に出る記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:1
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする