登録販売者 宮城県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)午前第16問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和6年度(2024年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「基本知識」の「スモン及びスモン訴訟」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

宮城県 午前第16問‐スモン及びスモン訴訟

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 スモン訴訟の基礎問題です。

 ド定番論点なので、「スモン・スモン訴訟のポイントまとめ」を、一読してください。

選択肢1

 選択肢1の「スモンの原因となったキノホルム製剤には、整腸剤として販売されていた製品があ る。」ですが、正しい記述です。

 キノホルム製剤ですが、選択肢の言うように、整腸剤で販売されていたものがあります。

 ガチの基本用語なので、ガチ暗記です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「キノホルム製剤は、我が国では現在、アメーバ赤痢への使用に限定して販売されて いる」ですが、誤った記述です。

 全然違いますね。

 手引きには…、

 「キノホルム製剤は、1924年から整腸剤として販売されていたが、」

 「1958年頃から消 化器症状を伴う特異な神経症状が報告されるようになり、米国では1960年にアメーバ赤 痢への使用に限ることが勧告された。」

 「日本では、1970年8月になって、スモンの原因は キノホルムであるとの説が発表され、同年9月に販売が停止された。」

 …とあります。

 ですから、日本では、販売停止となっています。

 そして、です。選択肢のようなアメーバ赤痢ウンヌンは、米国の話であって、日本の話ではないですね

 全国的に、当該アメーバ赤痢ウンヌンが出るようになっているので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「スモン患者に対する施策や救済制度として、施術費及び医療費の自己負担分の公費 負担、重症患者に対する介護事業等が講じられている」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、医薬品副作用被害救済制度が創設さ れた」ですが、正しい記述です。

 これも、正しい記述です。

 ガチ暗記論点です。

 「サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機・・・医薬品副作用被害救済制度の創設」は、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品の本質2

 3問:医薬品のリスク評価

 4問:健康食品

 5問:セルフメディケーション

 6問:アレルギー(過敏反応)

 7問:医薬品の不適正な使用と副作用

 8問:医薬品の不適切使用

 9問:医薬品と食品の相互作用

 10問:小児等の医薬品使用

 11問:プラセボ効果

 12問:一般用医薬品の定義

 13問:医薬品の品質

 14問:購入時確認事項

 15問:CJD及びCJD訴訟

 16問:スモン及びスモン訴訟

 17問:HIV訴訟

 18問:C型肝炎訴訟

 19問:適切な医薬品選択及び受診勧奨

 20問:販売時コミュニケーション

令和6年度 宮城県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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