本問は、「適誤使用」の「副作用情報等の収集、評価及び措置」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、都道府県が全ての医薬関係者から副作用 報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートした。」ですが、誤った記述です。
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度ですが、手引きには、「本制度は、1967年3月より、約3000の医療機関をモニター施設に指定して、厚生省 (当時)が直接副作用報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートした。」となっています。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「既存の医薬品と明らかに異なる有効成分が配合された医薬品については、5年を超えない範囲で厚生労働大臣が承認時に定める一定期間、再審査制度が適用される。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「5年を超えない範囲」のところです。
正しくは、「10年を超えない範囲」です。
数字は、常に狙われています。「適正使用の数字」を一読をば。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「製造販売業者には、医療用医薬品で使用されていた有効成分を要指導医薬品で初めて 配合したものについては、承認後一律で5年間、安全性に関する調査及び調査結果の厚 生労働省への報告が求められている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「承認後一律で5年間」のところです。
正しくは、「承認後の一定期間(概ね3年)」です。
数字は、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「収集された副作用等の情報は、その医薬品の製造販売業者等において評価・検討され、 必要な安全対策が図られる」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
少々長いですが、手引きには…、
「収集された副作用等の情報は、その医薬品の製造販売業者等において評価・検討され、必要な安全対策が図られる。」
「各制度により集められた副作用情報については、総合機構において専門委 員の意見を聴きながら調査検討が行われ、」
「その結果に基づき、厚生労働大臣は、薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて、使用上の注意の改訂の指示等を通じた注意喚起のための情報提供や、」
「効能・効果や用法・用量の一部変更、調査・実験の実施の指示、製造・販売の中止、製品の回収等の安全対策上必要な行政措置を講じている」
…となっています。
細かいですが、「収集された副作用等の情報と「各制度により集められた副作用情報」の2系統の流れがあるので、意識して、精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
113問:相談すること‐インターフェロン製剤で治療を受けている人
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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