第103問‐神奈川県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「添付文書等」の問題です。 「ぜんそくを起こしたことがある人」が表記されるものが問われています。固有事項なので、「医薬品」でキチンと勉強した人なら、大丈夫です。

第103問‐添付文書等

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「添付文書の記載は、専門的な表現でなされており、一般の生活者には理解しにくいものになっている。」ですが、誤った記述です。

 一般用医薬品は、普通の生活者が使うのですから、「一般の生活者には理解しにくいものになっている」では、不適当ですね。

 正しくは、「一般の生活者に理解しやすい平易な表現 でなされている」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「保管及び取扱い上の注意として、錠剤、カプセル剤、散剤等では、開封後は冷蔵庫内 に保管する旨の記載がされている。」ですが、誤った記述です。

 超絶定番論点です。

 冷蔵庫での保管が求められているのは、「シロップ剤」くらいです。

 錠剤、カプセル剤、散剤等は、「取り出したときに室温との 急な温度差で湿気を帯びるおそれがあるため、冷蔵庫内での保管は不適当」となっています。

 全国的によく問われるところです。ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「点眼薬では、複数の使用者間で使い回されると、万一、使用に際して薬液に細菌汚染 があった場合に、別の使用者に感染するおそれがあるため、他の人と共用しない旨の記 載がされている。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 配偶者の目薬を使う気にはならないですよね。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「製造販売元の製薬企業において購入者等からの相談に応じるための窓口担当部門の名 称、電話番号、受付時間等が記載されている」ですが、正しい記述です。

 正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 101問:添付文書

 102問:使用上の注意

 103問:添付文書等

 104問:使用しないこと‐15歳未満の小児

 105問:使用しないこと‐前立腺肥大による排尿困難

 106問:使用しない‐授乳中の人等

 107問:運転操作をしない

 108問:大量に使用(服用)しないこと

 109問:登録販売者の対応

 110問:解熱鎮痛薬の使用上の注意

 111問:相談すること‐次の症状がある人

 112問:相談すること‐グリセリン

 113問:相談すること‐インターフェロン製剤で治療を受けている人

 114問:一般用医薬品の製品表示の記載

 115問:緊急安全性情報

 116問:副作用情報等の収集、評価及び措置

 117問:製造販売業者の副作用等の報告

 118問:医薬関係者の副作用等の報告

 119問:医薬品副作用被害救済制度

 120問:医薬品PLセンター

令和4年度 神奈川県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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