本問は、「人体」の「皮膚に現れる副作用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分から徐々に広がり、正常な皮膚との境界が不明瞭とな るのが特徴である。」ですが、誤った記述です。
真逆ですね。
間違っているのは、「医薬品が触れた皮膚の部分から徐々に広がり、正常な皮膚との境界が不明瞭とな るのが特徴である」のところです。
手引きには…、
「接触皮膚 炎は医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特 徴である。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「薬疹は、医薬品の使用によって引き起こされるアレルギー反応の一種であり、それまで薬 疹 を 経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「アレルギー体質の人や以前に薬疹 を起こしたことがある人で生じやすいが、それまで薬疹 を 経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。」
…とあります。
ひどく疲れていると、青魚を食べただけで、蕁麻疹やアレルギーが出るのが有名ですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「光線過敏症の症状は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「かぶれ症状は、太陽光線(紫外線)に曝 されて初めて起こることもある。これを光線過敏症という。」
「その症状は医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合があ る。貼付剤の場合は剥がした後でも発症することがある。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、光線過敏症が生じる成分には、「ケトプロフェン」と「ピロキシカム」があります。参考までに。
選択肢4の「薬疹は、あらゆる医薬品で起きる可能性があり、特に、発熱を伴って眼や口腔粘膜に異常が現れ た場合は、急速に重篤な病態へ進行することがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「あらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹 の型は人によって様々 である。」
…とあり…、
「皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔 粘膜に異常が見られることも ある。」
「特に、発熱を伴って眼や口腔粘膜に異常が現れた場合は、急速に皮膚粘膜眼症候群や、 中毒性表皮壊死融解症等の重篤な病態へ進行することがあるので、厳重な注意が必要である。」
…となっています。
薬疹、甘く見てはいけません!
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者の独学方法については、「登録販売者の独学」を、参考にしてください。
登録販売者のブログ記事などは、「サイトマップ」に、挙げています。
★みんなとシェアする