本問は、「人体」の「大腸・肛門」についての出題です。すべてよく問われる定番の論点なので、全選択肢が解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、 内壁粘膜に 絨 毛が存在する。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「内壁粘膜に 絨 毛が存在する」のところです。
大腸に絨毛はないですね。絨毛があるのは、小腸です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
大腸の定義の「盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸」は、読んでおきましょう。出題実績あります。
選択肢イの「大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンDを産生している。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「ビタミンD」のところです。
正しくは、「ビタミンK」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「ビタミンD」ですが、これは、腎臓に登場します。手引きには…、
「食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で 活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する」
…とあります。
ビタミンDの別名は、カルシフェロールでしたね。カルシウムのカルシつながりで骨形成維持を憶えましょう。
併せて、押えておきましょう。
選択肢ウの「肛門周囲は、 肛門括約筋で囲まれており、排便を意識的に調節することができる。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
まあ、実体験でわかりますよね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢エの「通常、糞便の成分の大半は食物の残滓で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸や腸内細 菌の死骸が含まれ、水分は約5%に過ぎない。」ですが、誤った記述です。
全体的に間違ってます。
正しくは、「糞 便の成分の大半は水分で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸(15~ 20%)や腸内細菌の死骸(10~15%)が含まれ、食物の残滓は約5%に過ぎない。」です。
昔からよく出るところです。「腸壁上皮細胞の残骸(15~ 20%)・腸内細菌の死骸(10~15%)」も、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「正」です。
「エ」は「誤」です。
「正」の組み合わせを探せば、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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