本問は、「基本知識」の「小児等」を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安 発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)において、幼児と は、おおよその目安として1歳以上、6歳未満をいう。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「1歳以上、6歳未満」のところです。
正しくは、「1歳以上、7歳未満」です。
「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方 」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の「平成29年6月8日付け」とか「薬生安 発0608第1号」とかの数字は、無視していいです。問われることはないでしょう。
選択肢イの「小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的 に高い。」ですが、正しい記述です。
昔からよく出ます。
「小児・・・腸長い・吸収高い」は、ガチ暗記してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「小児は血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分 が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。」ですが、正しい記述です。
小児と血液脳関門の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。血液胎盤関門とかに変えられますよ。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢エの「年齢に応じた用法用量が定められていない医薬品の場合、通常成人が服用する量を減ら して小児へ与えるように保護者に対して説明することが望ましい。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「通常成人が服用する量を減ら して小児へ与えるように保護者に対して説明することが望ましい」のところです。
手引きには…、
「保護者等に対して、成人用の 医薬品の量を減らして小児へ与えるような安易な使用は避け、」
「必ず年齢に応じた用法用量が 定められているものを使用するよう説明がなされることも重要である」
…とあります。
たとえば、「アスピリン」などは、「15歳未満の小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている」ので、たとえ、半分にしても、不適切な使用となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「正」です。
「エ」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
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