本問は、「適正使用」の「添付文書の「相談すること」」の問題です。難しいことはありません。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「「次の診断を受けた人」の項には、現に医師の治療を受けているか否かによらず、その医薬品が 使用されると状態の悪化や副作用等を招きやすい基礎疾患等が示されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「「妊婦又は妊娠していると思われる人」の項は、妊婦又は妊娠していると思われる人に対する具体的な悪影響が判明している医薬品の添付文書にのみ記載されている。」ですが、誤った記述です。
クソ面倒な選択肢です。
間違っているのは、「具体的な悪影響が判明している医薬品の添付文書にのみ記載されている」のところです。
手引きでは、「相談すること」においては…、
「必ずしもヒトにおける具体的な悪影響が判明しているものでな いが、妊婦における使用経験に関する科学的データが限られているため安全性の評価が困難とされている場合も多い。」
「そのため、一般の生活者の自己判断による医薬品の使用は、最低限にとどめること が望ましく、既に妊娠が判明し、定期的な産科検診を受けている場合には、担当医師 に相談するよう説明がなされる必要がある。」
…となっています。
んなもんで、妊婦等の一般用医薬品の使用は、「安全性の評価が困難」なものがあるため、選択肢のように「具体的な悪影響が判明」していなくても、添付文書に「相談すること」として、記載されるものがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢ウの「「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」と記載されている場合、医師又は歯科医師の治 療を受けている者のその一般用医薬品の使用の適否について、登録販売者が判断する必要がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「登録販売者が判断する必要がある」のところです。
手引きには、選択肢の言うような、「登録販売者が判断する必要がある」といった記述は、「ない」です。
手引きには…、
「治療を行っている医師又は歯科医師にあらかじめ相談して、使用の適否 について判断を仰ぐべきであり、」
「特に、医療用医薬品を使用している場合には、その 薬剤を処方した医師若しくは歯科医師、又は調剤を行った薬剤師に相談するよう説明がなされる必要がある」
…とあります。
まあ、登録販売者は、病気の専門的な知識がないですから、薬の適否の判断は、無理ですよね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「「次の症状がある人」の項には、その一般用医薬品の軽率な使用がなされると状態の悪化や副作 用等を招きやすい症状や、その状態等によっては医療機関を受診することが適当と考えられる場合 について記載されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「正」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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