第6問‐茨城県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「法規」の「薬局」の問題です。小難しい選択肢が1つ、そして、改正問題が1つありで、手ごわい問題です。最終解答は、テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、導けますが、それでも、面倒な問題です。復習だけはしておきましょう。

第6問‐薬局

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「調剤を実施する薬局は、医療法に基づく医療提供施設に該当する。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 なお、他県では法律名が問われたことがあります。

 「医療法」のところが、「薬機法」などに変えられたことがあるので、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「薬局で取り扱うことができる医薬品は、医療用医薬品、薬局製造販売医薬品及び 要指導医薬品のみである。」ですが、誤った記述です。

 薬局ですが、当然、第1類・2類・3類の一般用医薬品も扱えます。

 難しく考えないで、解答してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「医薬品を取り扱う場所であって、薬局として開設の許可を受けていないものはす べて、薬局の名称を付してはならない。」ですが、誤った記述です。

 小難しい選択肢です。

 手引きには…、

 「医薬品を取り扱う場所であって、薬局として開設の許可を受けていないものについて は、病院又は診療所の調剤所を除き、薬局の名称を付してはならない」

 …とあります。

 んなもんで、「病院又は診療所の調剤所」なら、薬局の許可をなくして、薬局の名称を使えることになります。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。

 まあ、本問は、「すべて」という大きな語句があるので、この点でも、判断できるかと思います。

 「「すべて」と「のみ」と「必ず」のある選択肢に注意する‐登録販売者」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「薬局は、特定の購入者の求めなしに、医薬品をあらかじめ小分けし、販売するこ とができる」ですが、誤った記述です。

 薬局ですが、「小分け販売」ができます。

 しかし、選択肢のように、「あらかじめ小分け」するのは、「無許可製造、無許可製造販売に該当 するため、認められない」となっています。

 テキストで確認しておきましょう。

 「医薬品の分割販売と、毒薬・劇薬の開封販売のまとめ‐登録販売者 法規」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢5

 選択肢5の「薬局であって、その機能が、医師若しくは歯科医師又は薬剤師が診療又は調剤に 従事する他の医療提供施設と連携し、“地域”における薬剤及び医薬品の適正な使用の推進及び効率的な提供に必要な情報の提供及び薬学的知見に基づく指導を実施するために一定の必要な機能を有する薬局は、その所在地の都道府県知事の認定を受 けて専門医療機関連携薬局と称することができる。」ですが、誤った記述です。

 本問は、令和4年度の改正事項です。

 参考:令和4年度 法規 改正

 選択肢のいう薬局は、「地域連携薬局」です。

 キーワードの「地域」で判断しましょう。

 また、「都道府県知事」と「認定」も、押えておきましょう。

 ちなみに、「専門医療機関連携薬局」は…、

 「薬局であって、その機能が、医師若しくは歯科医師又は薬剤師が診療又は調剤に従事する他の医療提供施設と連携し、薬剤の適正な使用の確保のために“専門的な”薬学的知見に基づく指導を実施するために必要な機能を有する薬局は、」

 「傷病の区分ごとに、その所在地の都道府県知事の認定を受けて専門医療機関連携薬局と称することができることとされている。」

 …となっています。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、下線太線部分は、チェックしておきましょう。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「5」は「誤」です。

 「正しいもの」は…、

 正解:1

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

 >>> 次の問題へ。

法規

 1問:医薬品医療機器等法第1条

 2問:医薬部外品

 3問:販売従事登録

 4問:食品

 5問:毒薬及び劇薬

 6問:薬局

 7問:店舗販売業

 8問:配置販売業

 9問:一般用医薬品のリスク区分

 10問:医薬品の販売業

 11問:販売時書面記載事項

 12問:掲示板掲示事項

 13問:第二類医薬品販売事項

 14問:リスク区分に応じた情報提供

 15問:指定第二類医薬品

 16問:リスク区分に応じた陳列

 17問:名札

 18問:濫用等のおそれのある医薬品

 19問:医薬品等の広告

 20問:監視指導、苦情相談窓口

令和4年度 茨城県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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