本問は、「基本知識」の「医薬品の不適切使用」の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。選択肢dは、復習しておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
テキストをきっちり読み込んでおけば大丈夫なはずです。
選択肢aの「一般用医薬品には習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがある。」ですが、正しい記述です。
「法規」の「濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品」を、思い出してください。
この論点を思い浮かべれば、即答できるかと思います。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、「濫用等のおそれのある」ウンヌンのものを、おさらいとして挙げると…、…、
エフェドリン
コデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る。)
ブロモバレリル尿素
プソイドエフェドリン
メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、内用液剤に限る。)
…となっています。よく出るので、押えておきましょう。
ブログの「濫用等のおそれのある医薬品の憶え方」も、一読願います。
選択肢bの「青少年は、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が十分であり、特別な注意は必要ない。」ですが、誤った記述です。
青少年は、薬に対して、興味津々のところがあるので、特別な注意が必要です。
「適正使用」の論点の「濫用等のおそれのある医薬品」の確認事項の「若年者である場合にあつては、当該者の氏名及び年齢」も、思い出してください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「医薬品の販売等に従事する専門家は、必要以上に大量購入や頻回購入を試みる者等に、 積極的に事情を尋ね、状況によっては販売を差し控えるなどの対応をすることが望ましい。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「薬物依存は、医薬品を乱用した場合に生じることがあり、連続的、あるいは周期的に 摂取することへの欲求を常に伴っている行動等に特徴づけられる精神的・身体的な状態 のことをいう」ですが、正しい記述です。
注記からの出題です。
手引きの注記には…、
「薬物依存・・・ある薬物の精神的な作用を体験するために、その薬物を連続的、あるいは周期的に摂取することへの強迫(欲求)を常に伴っている行動等によって特徴づけられる精神的・身体的な状態。」
「なお、依存性とは、物質が有する依存を形成する性質のことであり、依存形成性ともいう。」
「依存性が「強い・弱い」というのは、依存をより生じやすいかどうかを表したもの。」
「習慣性とは、明確な依存を形成するほどではないものの、習慣的に使用することにつながりやすい性質をいう」
…となっています。
深追いは無用ですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。
わたし的には、今後、出そうな臭いがプンプンします。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする