本問は、「基本知識」の「医薬品と食品との飲み合わせ」への作用の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多 く、その結果、アセトアミノフェンの薬効が増強することがある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「その結果、アセトアミノフェンの薬効が増強することがある。」のところです。
正解ですが、「肝臓の代謝機能が高まっている」ため、アセトアミノフェンは、「通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある」となります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、他県では、「アセトアミノフェン」が直に出たところもあります。
たとえば、「酒類(アルコール)をよく摂取する者だと、薬効が得られにくくなる成分はどれか?」的な出題です。
こういう出題に備えて、「アセトアミノフェン」の語句も、押えておきましょう。
選択肢bの「医薬品の代謝によって産生する物質(代謝産物)には薬効があるものがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「代謝によって産生する物質(代謝産物)に薬効があるものの 場合には、作用が強く出過ぎたり、逆に、代謝産物が人体に悪影響を及ぼす医薬品の場合は 副作用が現れやすくなる」
…とあります。
遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「食品として流通しているハーブ等の場合は、医薬品と一緒に摂取しても、医薬品の効 き目に影響しない。」ですが、誤った記述です。
ハーブ等も、医薬品の効き目に影響します。
まあ、常識的に判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「外用薬は、食品によってその作用に影響を受けることはない。」ですが、誤った記述です。
「外用薬」でも、食品の影響を受けます。
手引きには、「外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能 性がある。」とあります。
なぜか、他県でも、当該記述がよく問われるので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:4
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
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