37問‐広島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「重篤な皮膚粘膜障害」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

37問‐重篤な皮膚粘膜障害

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「皮膚粘膜眼症候群は、発症機序の詳細は不明であり、発症の可能性がある医薬品の種 類も多いため、発症の予測は極めて困難である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「皮膚粘膜眼症候群は、最初に報告をした医師の名前にちなんでライエル症候群とも呼 ばれ、口や眼の粘膜への水疱等の激しい症状は認められないが、38°C以上の高熱を伴っ て広範囲の皮膚に発赤が生じる病態である。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 「皮膚粘膜眼症候群」は、別名、「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」です。

 「ライエル症候群」は、「中毒性表皮壊死融解症(TEN)」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「中毒性表皮壊死融解症は、皮膚症状が軽快した後も眼や呼吸器等に障害が残ったりす る重篤な疾患であるが、皮膚粘膜眼症候群は重篤化することはない」ですが、誤った記述です。

 「皮膚粘膜眼症候群」も、重篤化します。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始後2 週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもある」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 数字は、常に狙われています。

 「使用開始後2週間以内」と「1ヶ月以上経って」は、ガチ暗記してください。

 「副作用の数字1」も、一読をば。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系

 22問:消化器系2

 23問:消化器系3

 24問:呼吸器系

 25問:心臓及び血管系

 26問:腎臓

 27問:眼球

 28問:耳

 29問:外皮系

 30問:骨格系及び筋組織

 31問:有効成分の吸収及び代謝

 32問:効果器と交感神経系による作動

 33問:剤形

 34問:剤形とその特徴

 35問:外用局所に適用する剤形

 36問:医薬品の副作用

 37問:重篤な皮膚粘膜障害

 38問:精神神経系副作用

 39問:呼吸器系副作用

 40問:皮膚に現れる副作用

令和3年度 広島県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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