57問‐広島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「法規」の「医薬品の販売方法」についての問題です。基本的なことの出題なので、難しいことはありません。確実に1点としましょう。

57問‐医薬品の販売方法

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品の販売をする場合、キャラクターグッズ等の景品類を提供することは、不当景 品類及び不当表示防止法(昭和37年法律第134号)の限度内であっても認められていない。」ですが、誤った記述です。

 景表法の限度内なら、認められています。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「購入者の利便性のため、異なる複数の医薬品を組み合わせて販売する場合、効能効果 が重複する組合せは合理性があるので問題はない。」ですが、誤った記述です。

 効能効果が重複すると、効き目が強く出る恐れがあるので、不適当です。

 手引きには、組み合わせ販売には、「組み合わせた医薬品について、購入者等に対して情報提供を十分に行える程度の範囲内であって、かつ、組み合わせることに合理性が認められるものでなければならない。」と明記されています。

 組み合わせ販売は、「情報提供と合理性」が要件となっています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「店舗販売業において、許可を受けた店舗以外の場所に医薬品を貯蔵又は陳列し、そこ を拠点として販売に供するような場合は店舗による販売には当たらず、不適正な販売方法とみなされる。」ですが、正しい記述です。

 無店舗販売は、禁じられています。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「配置販売業において、医薬品を先用後利によらず現金売りを行うことは、配置による 販売行為に当たらないため、取締りの対象となる。」ですが、正しい記述です。

 よく出るところです。

 配置販売業にて、先用後利によらない現金売りは、禁じられています。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

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法規

 41問:条文穴埋め

 42問:登録販売者

 43問:医薬品の定義と範囲

 44問:一般用医薬品と要指導医薬品

 45問:リスク区分

 46問:記載事項

 47問:医薬部外品・化粧品

 48問:保健機能食品

 49問:販売業の許可

 50問:情報提供

 51問:陳列

 52問:特定販売

 53問:購入記録と陳列設備

 54問:遵守事項

 55問:毒薬・劇薬

 56問:販売・授与・製造の禁止品

 57問:医薬品の販売方法

 58問:広告

 59問:広告基準

 60問:監督処分

令和2年度 広島県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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