本問は、「医薬品」の「胃に作用する薬 制酸成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用もあるとされる。」ですが、正しい記述です。
「制酸成分」の「メタケイ酸アルミン酸マグネシウム」の正しい記述です。
当該メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの固有事項である「ゼラチン状の皮膜」も、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「制酸成分としてアルミニウムを含む医薬品は、透析療法を受けている人への使用 を避ける必要はない。」ですが、誤った記述です。
登録販売者として、この問題は正解できないといけません。
手引きには…、
「制酸成分のうちアルミニウムを含む成分については、」
「透析療法を受けている人が長期間服用した場合にアルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を引き起こしたとの報告があり、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。」
「また、透析治療を受けていない人でも、長期連用は避ける必要がある。」
…とあります。
当該アルミニウムは、「適正使用」でも、頻出論点です。
「基礎疾患のある人」や「長期連用しない」で、確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「制酸成分を主体とする胃腸薬を炭酸飲料で服用することで、胃酸に対する中和作用が強まる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「中和作用が強まる」のところです。
正しくは、「中和作用が低下する」です。
手引きには…、
「これらの制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃 酸に対する中和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料等での服用は適当でない。」
…とあります。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「制酸成分は、かぜ薬や解熱鎮痛薬にも配合されている」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「かぜ薬」には、「ケイ酸アルミニウム」などが入っています。
「」には、先のケイ酸アルミニウムのほか、「酸化マグネシウム」や「水酸化アルミニウムゲル」が含まれています。
最近では、マイナーな成分もシッカリ問われるようになっているので、先の制酸成分も、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする