本問は、「医薬品」の「かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分」の出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「トラネキサム酸は、体内での起炎物質の産生を抑制することで炎症の発生を抑え、鼻粘膜 や喉の炎症による腫れを和らげることを目的として配合されている場合がある。また、凝固 した血液を溶解されやすくする働きもある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「凝固 した血液を溶解されやすくする働きもある」のところです。
正しくは、「凝固した血液を溶解されにくくする働きもある」です。
「適正使用」でも出るところです。
「血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎等)、血栓症を起こすおそ れのある人」は、トラネキサム酸(内服)、セトラキサートが「相談すること」となっています。
理由は、「塩酸塩 生じた血栓が分解されにくくなるため。」です。
押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の前半は、正しいです。「トラネキサム酸」は、「抗炎症成分」です。
選択肢2の「コデインリン酸塩水和物は、12歳未満の小児には使用禁忌となっている。」ですが、正しい記述です。
「鎮咳成分」の「コデインリン酸塩」の正しい記述です。
手引きには…、
「これらのうちコデインリン酸塩水和物及びジヒドロコデインリン酸塩は、依存性が ある成分であることに留意する必要がある。」
「また、これらの咳止め成分は12才未満の小児 には使用禁忌となっている。」
…とあります。
禁忌は、常にチェックです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンCや、疲労回復の作用のあるビタミンB1が配合 されている場合がある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
マイナーなビタミン成分が実によく出るようになっています。「医薬品 その他系のビタミン成分 」を参考に、試験直前あたりで、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「エテンザミドは、サリチル酸系解熱鎮痛成分の一つであり、15歳未満の小児で水痘(水 疱瘡 )又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。
「エテンザミド」の正しい記述です。
ガチ定番論点なので、ガチ暗記してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、混乱しそうですが、当該論点は、「適正使用」では、「相談すること」となっています。
サリチルアミド、エテンザミド ですが、「水痘(水ぼうそう)もしくはインフルエンザにかかっている又はそ の疑いのある乳・幼・小児(15歳未満)」は、「相談すること」となっています。
理由は、「構造が類似しているアスピリンにお いて、ライ症候群の発症との関連性が 示唆されており、原則として使用を避 ける必要があるため」です。
ついでに、押えておきましょう。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
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