午後第2問‐岐阜県 令和5年度（2023年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「人体」の「胆嚢及び肝臓」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
午後第2問‐胆嚢及び肝臓
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「胆汁に含まれる胆汁酸塩（コール酸、デオキシコール酸等の塩類）は、脂質の消化を容易 にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
カタカナ語の「コール酸、デオキシコール酸」は、念のため、押えておきましょう。
また、デオキシコール酸ですが、「医薬品」では、「利胆作用」として出てきます。
マイナー成分も、よく出るようになったので、チェックしておきましょう。
「ウルソデオキシコール酸」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢b
選択肢bの「肝臓で産生される胆汁に含まれるビリルビン（胆汁色素）は、赤血球中のヘモグロビンが 分解されて生じた老廃物である」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、カタカナ語の「ビリルビン」と「ヘモグロビン」は、「ビリルビン（胆嚢）」や「ヘモグロビン・ビリルビン（肝臓）」も、参考にしてください。
選択肢c
選択肢cの「腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、大腸で再吸収されて肝臓に戻される」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「大腸」のところです。
正しくは、「小腸」です。
いわゆる、「腸肝循環」の出題です。よく出るので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「肝臓では、必須アミノ酸を生合成することができる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「必須アミノ酸を生合成することができる」のところです。
正しくは、「“必須アミノ酸以外のアミノ酸”を生合成することができる」です。
ときどき出る「ひっかけ」なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
答え
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：3
人体
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