午後第24問‐愛媛県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「婦人薬」についての問題です。漢方処方製剤の選択肢が2つあり、生薬の選択肢が1つあります。ハイレベルの問題で、そこそこ勉強した人でも、解答に苦しみます。勉強していない人は、穏当に、「捨て問」にして、他の問題に進みましょう。復習だけはしておきましょう。

午後第24問‐婦人薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「女性ホルモン成分は膣粘膜又は外陰部に適用されるものがあり、これらの成分は適用 部位から吸収されて循環血液中に移行する。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「漢方処方製剤である桂枝茯苓丸や当帰芍薬散の使用は短期間にとどめ、1週間程度使用しても症状の改善が見られない場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要で ある。」ですが、誤った記述です。

 ハイレベルの問題です。

 シッカリと「婦人薬」の漢方処方製剤を勉強した人でないと、解けないです。

 「桂枝茯苓丸」と「当帰芍薬散」ですが、「比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある」ものです。

 選択肢の言うように、「1週間程度使用しても症状の改善が見られない場合には、医師の診療を受けるなどの対応が必要」となる「婦人薬」の漢方処方製剤は…、

 ・感冒に用いられる場合の五積散

 ・便秘に用いられる場合の桃核承気湯

 …となっています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

 なお、「婦人薬」の漢方処方製剤は、先に挙げたリスト以外のものは、「比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある」と、長期連用が可能となっています。

選択肢c

 選択肢cの「漢方処方製剤として用いられる温経湯、加味逍遙散は構成生薬としてマオウを含む。」ですが、誤った記述です。

 「温経湯」と「加味逍遙散」には、マオウが入っておらず、構成生薬は、カンゾウのみです。

 なお、マオウ入りの「婦人薬」の漢方処方製剤は、「五積散」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「血行を改善し、血色不良や冷えの症状の緩和を期待してセンキュウ・トウキ・ジオウ が用いられ、女性の滞っている月経を促す作用を期待してサフラン・コウブシが用いら れる。」ですが、正しい記述です。

 「センキュウ」、「トウキ」、「ジオウ」は、「血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和」で、正しいです。

 また、「強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待」でもあります。

 んで、「サフラン」、「コウブシ」は、「女性の滞っている月経を促す作用」で、これまた、正しいです。

 また、「鎮静、鎮痛」でもあります。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 午後1問:かぜ薬

 午後2問:かぜ薬の配合成分

 午後3問:漢方処方製剤(かぜ)

 午後4問:解熱鎮痛成分の働きと副作用

 午後5問:解熱鎮痛成分

 午後6問:漢方処方製剤(鎮痛)

 午後7問:眠気を促す薬及び眠気を防ぐ薬

 午後8問:鎮暈薬

 午後9問:鎮咳去痰薬

 午後10問:漢方処方製剤(鎮咳去痰)

 午後11問:胃の薬

 午後12問:胃に作用する薬

 午後13問:腸の薬の配合成分

 午後14問:腸の薬

 午後15問:漢方処方製剤(腸の薬)

 午後16問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 午後17問:浣腸薬及び駆虫薬

 午後18問:強心薬

 午後19問:高コレステロール改善薬

 午後20問:貧血用薬

 午後21問:痔の薬

 午後22問:漢方処方製剤(泌尿器用薬)

 午後23問:月経及び婦人薬の適用対象

 午後24問:婦人薬

 午後25問:漢方処方製剤(アレルギー)

 午後26問:点鼻薬

 午後27問:点鼻薬の成分

 午後28問:眼科用薬

 午後29問:眼科用薬の配合成分

 午後30問:皮膚に用いる薬

 午後31問:皮膚に用いる薬の成分

 午後32問:ステロイド性抗炎症成分

 午後33問:歯痛薬・歯槽膿漏薬

 午後34問:禁煙補助剤

 午後35問:滋養強壮保健薬

 午後36問:漢方処方製剤(肥満症又は肥胖症)

 午後37問:消毒薬

 午後38問:殺虫成分

 午後39問:一般用検査薬

 午後40問:尿糖・尿タンパク検査薬

令和4年度 愛媛県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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