86問‐愛媛県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「法規」の「要指導医薬品」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項ばかりの出題です。

86問‐要指導医薬品

　

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢a

　選択肢aの「要指導医薬品は、当該医薬品の製造販売業者の意見を聴いたうえで、薬事・食品衛生審議会が指定する。」ですが、誤った記述です。

　ぜんぜん違います。

　間違っているのは、「当該医薬品の製造販売業者の意見を聴いたうえで、薬事・食品衛生審議会が指定する」のところです。

　正しくは、「厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するもの」です。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

　選択肢bの「卸売販売業者から配置販売業者に対し要指導医薬品を販売、授与することはできない。」ですが、正しい記述です。

　手引きには、「卸売販売業者は、店舗販売業者に対し、一般用医薬品及び要指導医薬品以外の医薬品を、配置販売業者に対し、一般用医薬品以外の医薬品を販売又は授与してはならない」とあります。

　卸売販売業者は、配置販売業者に対し、要指導医薬品を販売できません。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

　選択肢cの「要指導医薬品は、医師又は歯科医師が診察をして患者の容態に合わせて処方量を決めるものである。」ですが、誤った記述です。

　選択肢の言う「医師又は歯科医師が診察をして患者の容態に合わせて処方量を決めるもの」は、「医療用医薬品」です。

　「要指導医薬品」は、「あらかじめ定められた用量に基づき、適正使用することによって効果を期待するもの」等々のものです。

　テキストで確認しておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

　選択肢dの「要指導医薬品における効能効果の表現は、診断疾患名ではなく、一般の生活者が判断できる症状で示されている」ですが、正しい記述です。

　一般用医薬品及び要指導医薬品では、一般の生活者が判断できる症状（例えば、胃痛、胸やけ、むかつき、もたれ等）で示されています。

　対して、医療用医薬品では、通常、診断疾患名（例えば、胃炎、胃・十二指腸潰瘍等）で示されています。

　よって、選択肢は、「正」となります。

答え

　「a」は「誤」です。

　「b」は「正」です。

　「c」は「誤」です。

　「d」は「正」です。

　「正しい組み合わせ」は、

　正解：4

　さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

　>>> 次の問題へ。

法規

　81問：第１条 条文問題

　82問：第１条の５ 条文問題

　83問：販売従事登録

　84問：医薬品の定義

　85問：第56条及び57条

　86問：要指導医薬品

　87問：毒薬及び劇薬

　88問：医薬品の法定表示

　89問：医薬部外品及び化粧品

　90問：保健機能食品等

　91問：分割販売

　92問：医薬品の販売業

　93問：薬剤師不在時間等

　94問：店舗販売業

　95問：配置販売業

　96問：特定販売

　97問：濫用等のおそれのあるもの

　98問：医薬品の販売方法

　99問：医薬品の販売広告

　100問：監督処分

令和2年度 愛媛県 科目別

　・インデックス

　・医薬品に共通する特性と基本的な知識（第1～第20問）

　・主な医薬品とその作用（第21～第60問）

　・人体の働きと医薬品（第61～第80問）

　・薬事に関する法規と制度（第81～第100問）

　・医薬品の適正使用と安全対策（第101問～第120問）

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

　登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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