令和4年度(2022年度)秋田県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「法規」の「薬局での医薬品の販売」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項の出題です。ただ、選択肢cに絶妙な「ひっかけ」があるので、注意してください。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「薬局で一般用医薬品の販売を行うときは、薬局開設許可の他に店舗販売業の許可が 必要である。」ですが、誤った記述です。
薬局で一般用医薬品を売るときですが、店舗販売業の許可は、「無用」です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「薬局では、特定の購入者の求めに応じて医薬品の包装を開封して分割販売すること は認められるが、医薬品をあらかじめ小分けし、販売することは認められない」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
分割販売は、よく問われる論点です。「医薬品の分割販売と、毒薬・劇薬の開封販売のまとめ‐登録販売者 法規」を、一読願います。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「第一類医薬品を販売する薬局において、薬剤師を薬局の管理者とすることができな い場合には、要指導医薬品若しくは第一類医薬品を販売する薬局等において登録販売 者として3年以上業務に従事した者を薬 局の管理者とすることができる。」ですが、誤った記述です。
絶妙な「ひっかけ」です。
薬局の管理者は、薬剤師のみです。
選択肢の言う3年以上の実務経験のある登録販売者が管理者となれる規定があるのは、第一類医薬品を販売する店舗販売業者です。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「医薬品医療機器等法施行規則第1条第2項第2号で規定する薬局の薬剤師不在時間 には、登録販売者が従事していたとしても第二類医薬品又は第三類医薬品以外の医薬品の販売を行うことはできない。」ですが、正しい記述です。
「第二類医薬品又は第三類医薬品以外の医薬品」ですから、第一類医薬品や要指導医薬品などが想定されます。
これらは、登録販売者では扱えませんから、販売できません。
手引きには…、
「薬剤師不在時間内であっても、登録販売者が販売できる医薬品は、第二類医薬品又は第三類医薬品であり、」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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