午前第47問‐愛知県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「眼科用薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午前第47問‐眼科用薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「一般用医薬品の点眼薬は、その主たる配合成分から、人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼 薬、アレルギー用点眼薬、緑内障用点眼薬に大別される。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「緑内障用点眼薬」のところです。

 手引きには…、

 「一般用医薬品の点眼薬は、その主たる配合成分から、人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼薬、 アレルギー用点眼薬に大別される

 …とあります。

 「緑内障用点眼薬」は、名称に「緑内障」という病名があることからも、一般用医薬品では、対処できないと判断できますね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢 の容積よりも少ないため、副作用を抑えて、より高い効果を得るには、薬液が結膜嚢 内に行き渡るよう一度に数滴点眼することが効果的とされる。」ですが、誤った記述です。

 前半・後半ともに、間違っています。

 まずもって、「点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢 の容積よりも少ない」が誤った記述です。

 手引きには…、

 「1滴の薬液の量は約50μL であるのに対して、結膜嚢 の容積は30μL 程度とされてお り」

 …とあります。

 よって、「点眼薬の1滴の薬液の量は、結膜嚢 の容積よりも多い」となります。

 次に、「より高い効果を得るには、薬液が結膜嚢 内に行き渡るよう一度に数滴点眼することが効果的とされる」も、間違っています。

 手引きには…、

 「一度に何滴も点眼しても効果が増すわけではなく、むしろ薬液が鼻腔 内へ流れ込み、鼻 粘膜や喉から吸収されて、副作用を起こしやすくなる。」

 …とあります。

 定番論点なので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「洗眼薬は、目の洗浄や眼病予防に用いられるものであり、抗炎症成分や抗ヒスタミン成分 が配合されているものはない」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「抗炎症成分や抗ヒスタミン成分 が配合されているものはない」のところです。

 アレレとなる選択肢です。

 手引きには…、

 「洗眼薬は、目の洗浄、眼病予防(水泳のあと、 埃や汗が目に入ったとき等)に用いられるもの で、主な配合成分として涙液成分のほか、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分等が用いられる。」

 …とあります。

 おもくそ抗炎症成分と抗ヒスタミン成分が配合されています。

 こういうところまで出るようになったので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「1回使い切りタイプとして防腐剤を含まない点眼薬では、ソフトコンタクトレンズ装着時 にも使用できるものがある」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「通常、ソフトコンタクトレンズは水分を含みやすく、防腐剤(ベンザルコニウム塩化物、 パラオキシ安息香酸ナトリウム等)などの配合成分がレンズに吸着されて、角膜に障害を引 き起こす原因となるおそれがあるため、」

 「装着したままの点眼は避けることとされている製品 が多い。」

 「ただし、1回使い切りタイプとして防腐剤を含まない製品では、ソフトコンタクト レンズ装着時にも使用できるものがある。」

 …とあります。

 なぜか、全国的に当該コンタクトの記述が出るので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)

 22問:かぜ薬(総合感冒薬)の成分

 23問:漢方処方製剤(かぜ)

 24問:かぜ薬(総合感冒薬)に配合される成分

 25問:カフェイン

 26問:眠気を促す薬

 27問:漢方処方製剤(鎮痛)

 28問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分

 29問:鎮咳去痰薬

 30問:口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)

 31問:胃の薬の配合成分

 32問:腸の薬の配合成分

 33問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 34問:浣腸薬

 35問:駆虫薬

 36問:強心薬

 37問:脂質異常症

 38問:高コレステロール改善薬

 39問:貧血用薬(鉄製剤)

 40問:循環器用薬及びその配合成分

 41問:痔の薬

 42問:漢方処方製剤(泌尿器用薬)

 43問:婦人薬

 44問:ビタミン主薬製剤

 45問:内服アレルギー用薬

 46問:鼻炎と鼻炎用点鼻薬

 47問:眼科用薬

 48問:目の調節機能を改善する配合成分

 49問:きず口等の殺菌消毒薬

 50問:外皮用薬

 51問:みずむし・たむし

 52問:歯槽膿漏薬

 53問:口内炎及びその治療

 54問:禁煙補助剤

 55問:滋養強壮保健薬

 56問:漢方処方製剤

 57問:消毒薬

 58問:衛生害虫

 59問:殺虫剤

 60問:妊娠及び妊娠検査薬

令和5年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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