午後第15問‐愛知県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「皮膚粘膜眼症候群」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後第15問‐皮膚粘膜眼症候群

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「発生頻度は、人口1万人あたり年間1~6人と報告されている。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「人口1万人当たり年間1~6人」のところです。

 正しくは、「人口100万人当たり年間1~6人」です。

 数字は、常に狙われています。「副作用の数字1」を一読をば。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「発症機序の詳細は不明であるが、発症の可能性がある医薬品の種類は少ないため、発症の予測は容易である。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「発症の可能性がある医薬品の種類は少ないため、発症の予測は容易である」のところです。

 正しくは、「発症機序の詳細は不明であり、また、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難である」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品の使用後に、両眼に急性結膜炎症状が現れたときは、皮膚粘膜眼症候群又は中毒性 表皮壊死融解症の前兆である可能性を疑うことが重要である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 実生活でも使える知識なので、キーワードの「急性結膜炎症状」は、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「ライエル症候群とも呼ばれる。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 正しくは、「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」です。

 「ライエル症候群」は、「中毒性表皮壊死融解症(TEN)」ですよね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しいものの組み合わせ」は、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 午後1問:消化器系

 午後2問:消化酵素 たんぱく質

 午後3問:胆嚢・肝臓

 午後4問:呼吸器系

 午後5問:循環器系

 午後6問:泌尿器系

 午後7問:目の充血

 午後8問:鼻・耳

 午後9問:外皮系・骨格系・筋組織

 午後10問:脳や神経系の働き

 午後11問:薬の吸収

 午後12問:薬の代謝、排泄

 午後13問:薬の体内での働き

 午後14問:剤形と使用方法

 午後15問:皮膚粘膜眼症候群

 午後16問:医薬品の副作用

 午後17問:精神神経系に現れる副作用

 午後18問:消化器系に現れる副作用

 午後19問:泌尿器系・呼吸器系に現れる副作用

 午後20問:皮膚に現れる副作用

令和4年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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