本問は、「胃の薬」についての問題です。漢方処方製剤の選択肢が1つあり、なかなかの難しさです、しかし、これ以外は、基礎・基本的なものばかりなので、消去法で最終解答を導けるかと思います。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「セトラキサート塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のあ る人、血栓を起こすおそれのある人では、使用する前にその適否について、治療を行ってい る医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」ですが、正しい記述です。
「セトラキサート塩酸塩」の正しい記述です。
当該セトラキサートの「血栓」は、固有事項なので、押さえておきましょう。
また、「適正使用」の「相談すること 基礎疾患3」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「ピレンゼピン塩酸塩は、その抗コリン作用により、排尿困難、動悸 、目のかすみの副作用 を生じることがある。」ですが、正しい記述です。
「胃液分泌抑制成分」の「ピレンゼピン塩酸塩」の正しい記述です。テキストを確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「胃の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤としては、安中散、人参湯(理中丸)、平胃散、六君子湯等があるが、どれも作用が穏やかであるため、改善が見られるまで半年程度継続して服用する必要がある」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「半年程度継続して服用する必要がある」のところです。
胃の漢方処方製剤に限らず、漢方処方製剤の長期連用は、「約1ヶ月」が限度です。
次に、選択肢には、「どれも作用が穏やかである」とありますが、手引きには、こういう記述はありません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の言う「安中散、人参湯(理中丸)、平胃散、六君子湯」は、どれも、「胃の漢方処方製剤」で、ここは正しいです。
選択肢4の「一般用医薬品の胃薬(制酸薬、健胃薬、消化薬)は、一時的な胃の不調に伴う諸症状を緩 和する目的で使用されるものであり、慢性的に胸やけや胃部不快感、胃部膨満感等の症状が 現れる場合は、医療機関を受診するなどの対応が必要である」ですが、正しい記述です。
その通りの記述です。
選択肢の場合は、「受診勧奨」のケースです。
テキストを確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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