午前第45問‐愛知県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「鼻炎用点鼻薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎や基本ばかりの出題です。

午前第45問‐鼻炎用点鼻薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「フェニレフリン塩酸塩が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が反応し なくなり、血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。」ですが、正しい記述です。

 「アドレナリン作動成分」の「フェニレフリン塩酸塩」の正しい記述です。

 選択肢の「使い過ぎると鼻閉」ですが、これは、フェニレフリン塩酸塩の固有事項ではなく、アドレナリン作動成分に共通する注意事項です。

 手引きには…、

 「アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。」

 …とあります。

 「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「セチルピリジニウム塩化物は、ヒスタミンの働きを抑える作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。

 「セチルピリジニウム塩化物」ですが、「殺菌消毒成分」です。

 選択肢の言う「ヒスタミンの働きを抑える作用」ウンヌンは、「抗ヒスタミン成分」の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」などがあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性ではない鼻炎や副鼻腔 炎に対して有効である」ですが、誤った記述です。

 「クロモグリク酸ナトリウム」ですが、「ヒスタミンの遊離を抑える成分(抗アレルギー成分)」で、「アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔 炎に対しては無効」となっています。

 よって、アレルギー性かどうかわからないなら、使用前に、専門家に相談するのが望ましいとされています。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「くしゃみや鼻汁等の症状を緩和することを目的として、クロルフェニラミンマレイン酸塩 等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある」ですが、正しい記述です。

 「抗ヒスタミン成分」の「クロルフェニラミンマレイン酸塩」の正しい記述です。

 抗ヒスタミン成分は、鼻水やくしゃみを押さえます。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ・かぜ薬

 22問:漢方処方製剤(かぜ)

 23問:かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分

 24問:プロスタグランジン

 25問:眠気を促す薬

 26問:漢方処方製剤(鎮静)

 27問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 28問:鎮咳去痰薬

 29問:呼吸器官に作用する薬

 30問:漢方処方製剤(呼吸器官に作用する薬)

 31問:胃の薬

 32問:健胃成分・制酸成分

 33問:生薬(呼吸器官に作用する薬)

 34問:止瀉薬

 35問:瀉下薬

 36問:胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分

 37問:心臓などの器官や血液に作用する薬

 38問:循環器用薬

 39問:高コレステロール改善薬

 40問:貧血用薬(鉄製剤)

 41問:内用痔疾用薬

 42問:外用痔疾用薬

 43問:婦人薬

 44問:アレルギー用薬

 45問:鼻炎用点鼻薬

 46問:眼科用薬

 47問:眼科用薬2

 48問:外皮用薬

 49問:外皮用薬2

 50問:外皮用薬の抗真菌作用

 51問:毛髪用薬

 52問:歯痛・歯槽膿漏薬

 53問:ニコチンと禁煙補助剤

 54問:滋養強壮保健薬

 55問:ビタミン

 56問:漢方処方製剤・生薬製剤

 57問:生薬成分

 58問:消毒薬

 59問:衛生害虫と殺虫剤・忌避剤

 60問:一般用検査薬

令和4年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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