危険物取扱者 乙種4類(乙4)の「法令(危険物に関する法令)」のうち、「製造所等基準」の「製造所等」の「定義」の一問一答。その3。ポイント・頻出論点を、一問一答形式で勉強する。いやらしい問題が多いので、知識の確認、チェックに有用。
主に、「製造所等」の「定義」について、盲点になりがちな論点を、一問一答にしました。
知識のチェックや再確認に活用ください。
「解説」は、下の方にあります。
間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。
問1の『給油取扱所とは、自動車の燃料タンクや、鋼板製のドラム缶に直接給油する施設である。』ですが、「×」です。
間違っているのは、「鋼板製のドラム缶」のところです。
「給油取扱所」とは、おなじみのガソリンスタンドですが、給油取扱所は、自動車の燃料タンクに直接給油する施設です。
ガソリンスタンドで、ドラム缶にガソリンを入れている場面は、記憶にあるでしょうか?
「ない」はずです。
ガソリンスタンドは、ドラム缶に直接給油する施設ではないからです。あくまで、「自動車のタンクに直接給油」です。
問2の『簡易タンク貯蔵所とは、簡易タンク(500リットル以下)で、危険物を貯蔵・取扱をする施設である。』ですが、「×」です。
数字問題です。
間違っているのは、「500リットル以下」のところです。
正しくは、「600リットル以下」です。
「簡易タンク」は、「か・ん・い・た・ん・く」の「6文字」なので、「600リットル」と憶えましょう。
問3の『移送取扱所とは、タンクローリーなどの燃料運搬車のタンクに給油する施設である』ですが、「×」です。
受験生をペテンにかける問題です。
「移送取扱所」とは、いわゆる、パイプラインを指し、「配管等を使って、危険物を移送する施設」となっています。
テキストをキッチリ読み込んでおきましょう。
問4の『製造所とは、危険物を製造・貯蔵する施設である。』ですが、「×」です。
「ひっかけ」です。
「製造所」とは、「危険物を“製造”する施設」です。
「製造所」は、危険物を貯蔵する施設ではないです。
問5の『屋内貯蔵所とは、屋内にて、危険物を製造・貯蔵・取扱をする施設である。』ですが、「×」です。
先の例題4と、同趣旨の問題です。
間違っているのは、「危険物を製造」のところです。
設問の「屋内貯蔵所」に限らず、貯蔵所では、危険物が製造されないです。
あくまで、貯蔵所では、貯蔵と取扱がなされるのみです。
以上、「製造所等基準」の「定義」の一問一答でした。
基礎・基本レベルです。