第2種電気工事士 技能試験の候補問題の複線図の「No.2」の書き方を述べるページ。「No.2」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。独学の人や複線図が苦手な人向けの内容。本問は、「パイロットランプ(PL)」のところが難しいので、そっくりそのままを「暗記」して試験に臨むのが賢明。ここだけ、何回も練習して、書き方を憶えてしまいましょう。
はじめに、第2種電気工事士の「複線図」の書き方ですが、当方では…、
①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。
②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。
③残りをつなぐ。
…という順序でやっていきます。
憶え方としては、「デンコ テンコ」です。
「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。
「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。
なお、複線図の書き方の順番等は、テキストによって異なっています。違うときは、お使いのテキストに従ってください。
候補問題のNo.2の複線図ですが、対策が必要なのは、「パイロットランプ(PL)」のところだけです。
書き方を、丸暗記しましょう。
電源線の接地側(白)から、始めましょう。
接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。
さて、ここがポイントなのですが、「パイロットランプ(PL)」も、「電“灯”」なので、接地側(白)に繋げてしまいます。
本試験では、考える時間はないので、「常時点灯」の理屈を押えたら、俄然、書き方を暗記しましょう。
残るのは、2口・1口の「コンセント」と、2つの「ランプレセプタクル」は、ふつうにつなげればOKです。
接地側だけをつないだものが、先の画像となります。
次は、非接地側(黒)の作業です。
非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。
「点滅器(スイッチ)」は、「イ」が1つしかないので、ふつうに非接地側につなげるだけです。
さて、ここがポイントなのですが、「点滅器」を非接地側につないだら、速攻で、「パイロットランプ(PL)」を、「黒」の渡り線で、非接地側につなげます。
本問は、「常時点灯」なので、このようなつなげ方になります。
先述したように、本試験では、考える時間はないので、“こういうもの”として、憶えてしまいましょう。
さて、残るは、「コンセント」ですが、ほとんど問題ないかと思います。
(最初のうちは、不安な人もおられるでしょうが、コンセントは、他の候補問題でも出題されるため、練習量が圧倒的に多くなり、中盤以降は、余裕になります。)
後は、点滅器とランプレセプタクルをつなげるだけです。
電線の色が、少々、ややこしいかもしれません。
しかし、「消去法」的に、そのような色になるので、そう神経質にならなくていいです。
ランプレセプタクルの「黒」は、接地側が「白」なので、そうならざるを得ないです。
真ん中の「赤」も、3心の白と黒は、接地側・非接地側で、もう使われているので、そうならざるを得ないです。
点滅器「イ」も、3心のうち、接地側の白は、パイロットランプに使われているし、非接地側の黒は、点滅器で使われているしで、残る「赤」にならざるを得ない、ってな次第です。
まあ、不安がある人は、色の組み合わせを、ガチ暗記しておきましょう。本試験では、心底、落ち着いて作業に臨めるはずです。
先の画像をまとめると…、
…となります。
やはり、固有部分の「常時点灯」の「パイロットランプ(PL)」のところは、練習が必要です。
不安がなくなるまで、何回も、紙に書き出しましょう。
なお、複線図ですが、全部を全部、書く必要はありません。
接地側なり非接地側なり、苦手なところだけを、ピックアップして練習すれば、効率がいいです。
以上、候補問題No.2の複線図の書き方でした。
ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。
第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。
とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものもあるので、参考にしてください。
高評価だったのは、まず、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。
利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。
独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。
わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。
独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。
次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。
多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。
これは、独学に関係なく、有用かと思います。
さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、
・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用
…です。
クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。
んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。
なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。
独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
教材にお金を惜しんではいけません。
なお、先の補助教材の使用感・レビュー等のある方、よろしければ、「当方のTwitter」や「メール」に、ご一報願います。
最後に、ASITAKAさん、情報提供ありがとうございました。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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