第52問‐新潟県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「自律神経系」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。

第52問‐自律神経系

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「通常、交感神経系と副交感神経系は、互いに拮 抗して働く。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「交感神経系が副交感神経系より優位に働いたとき、膀胱では排尿筋が収縮する。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「膀胱では排尿筋が収縮する」のところです。

 正しくは、「膀胱では排尿筋が弛緩する」です。

 交感神経系が活発なときは、「行動・戦闘」のときです。

 よって、おしっこが出にくくなります。

 選択肢の言う「膀胱では排尿筋が収縮する」ですが、おしっこが出る(排尿促進)ときなので、「休息・食事」の副交感神経が活発なときとなります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「副交感神経系が交感神経系より優位に働いたとき、瞳孔は収縮する。」ですが、正しい記述です。

 副交感神経系が活発なときは、「休息・食事」のときです。

 瞳孔は収縮して、眠たくなります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「汗腺を支配する交感神経線維の末端では、ノルアドレナリンのみが伝達物質とし て放出される。」ですが、誤った記述です。

 基本的に、交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、ノルアドレナリンです。

 しかし、例外的に、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にアセチルコリンが伝達物質として 放出されます。

 原則と例外とを押えておきましょう。

 「人体 カタカナ語句対策 ノルアドレナリン・アセチルコリン(自律神経系)」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 41問:胃

 42問:小腸及び膵臓

 43問:胆嚢及び肝臓

 44問:呼吸器系

 45問:血液

 46問:泌尿器系

 47問:鼻及び耳

 48問:目の充血

 49問:外皮系

 50問:リンパ系

 51問:中枢神経系

 52問:自律神経系

 53問:医薬品の代謝、排泄

 54問:医薬品の剤形

 55問:ショック(アナフィラキシー)

 56問:偽アルドステロン症

 57問:消化器系に現れる副作用

 58問:呼吸器系に現れる副作用

 59問:循環器系に現れる副作用

 60問:精神神経系に現れる副作用

令和4年度 新潟県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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