第56問‐新潟県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「偽アルドステロン症」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第56問‐偽アルドステロン症

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカルシウムが失われることによ って生じる病態である。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 間違っているのは、「カルシウム」のところです。

 正しくは、「カリウム」です。

 偽アルドステロン症で失われるのは、「カリウム」です。ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。解説のしようがありません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「副腎髄質からのアルドステロン分泌が低下することにより生じる。」ですが、誤った記述です。

 配偶者のように、全くダメダメな選択肢です。

 まず間違っているのは、「アルドステロン分泌が低下することにより生じる」のところです。

 本問で言う「偽アルドステロン症」は、「アルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となる」ものです。

 そして、「副腎“髄”質」のところも、間違っています。

 分泌されるところは、「副腎“皮”質」です。

 本問は、試験に出るところてんこ盛りなので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、カタカナ語句については、「アルドステロン・アドレナリン・ノルアドレナリン(腎臓)」などで、再確認しておきましょう。

選択肢d

 選択肢dの「主な症状としては、筋肉痛、喉の渇き、倦 怠感、血圧上昇等がみられる」ですが、正しい記述です。

 症例については、ガチ暗記は無用ですが、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:5

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人体

 41問:胃

 42問:小腸及び膵臓

 43問:胆嚢及び肝臓

 44問:呼吸器系

 45問:血液

 46問:泌尿器系

 47問:鼻及び耳

 48問:目の充血

 49問:外皮系

 50問:リンパ系

 51問:中枢神経系

 52問:自律神経系

 53問:医薬品の代謝、排泄

 54問:医薬品の剤形

 55問:ショック(アナフィラキシー)

 56問:偽アルドステロン症

 57問:消化器系に現れる副作用

 58問:呼吸器系に現れる副作用

 59問:循環器系に現れる副作用

 60問:精神神経系に現れる副作用

令和4年度 新潟県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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