令和6年度(2024年度)二級ボイラー技士のテキストと過去問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和6年度(2024年度)の二級ボイラー技士の独学向け教材の紹介です。二級ボイラー技士には、いい過去問があります。この過去問をやれば合格点である「6割」は、十分に確保できます。また、テキストにも、独学向けのものが出てきました。試験勉強の頼りになるはずです。両方を併せて用いれば、『鉄板』で合格できるはずです。

 二級ボイラー技士の独学に当たっては、まず、「過去問」が必須です。

 ぶっちゃけ、『これ』を機械的にやるだけで、合格できます。

 しかし、テキストがないと、“ナンノコッチャ”で、なかなかにシンドイので、「過去問+テキスト」で試験勉強を組み立てるとよいでしょう。

 以下、推薦できる過去問とテキストとを、見ていきます。

『必須』の過去問

 

 推薦する二級ボイラー技士の過去問は、「 詳解 2級ボイラー技士 過去6回問題集 '24年版 (2024年版) 」です。

 わたしは、これで、一発合格でした。

 先述したように、二級ボイラー技士の試験は、この過去問を「やる」だけで合格できます。

 当該過去問は、解説が非常にまとまっており、記述も簡潔で、試験に必要な知識を過不足なく身に付けることができます。

 この過去問の全問題を解いて、解説をしっかり読み、憶えるべきことを憶えれば、間違いなく合格できます。

 無駄がなくて品質の高い過去問で、最もオススメの過去問です。定番なのも首肯です。

 なお、購入の際は、『年度』を確認して、『直近年度』の『最新版』を選んでください。

 【推奨】過去問: 詳解 2級ボイラー技士 過去6回問題集 '24年版 (2024年版)

推奨テキストは、2冊

   

 かつて、二級ボイラー技士には、いいテキストはありませんでした。

 単に過去問を焼き直して羅列しただけの代物で、いまいちどころか、いまさんの品質でした。

 で、ボイラーの入門書を読もうとすれば、入門書自体は「ボイラーの教本」であるために、試験の傾向に沿っておらず、実力向上に貢献しないのです。

 というか、専門用語が続出するため、途中で放棄してしまうのです。

 しかし、最近になって、ようやく、「試験向けのテキスト」が出るようになりました。

 当該テキストで推薦できるのは、2冊あって…。

 1冊目は、本格版の「 一発合格! これならわかる 2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集 第3版 」で…、

 2冊目は、簡易版の「 いちばんわかりやすい! 2級ボイラー技士 合格テキスト 」となっています。

 両者とも、品質は高いので、相性や好みで選んでください。

一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験

 

 当該テキストの特徴は、「本格版」なところです。

 筆者は、ボイラー技士試験の講師の人で、指導暦の長いことから、ポイントを突いた記述で、わかりやすいです。

 初めての人でも、最後まで、読み通すことができるはずです。

 本書は、『試験』を念頭に、『試験』に絞って作られており、使い勝手は段違いです。試験の頻出事項には、詳細な説明がなされており、痒いところに手が届く“つくり”となっています。試験勉強用の読本としては最適です。

 また、本書のよいところは、掲載されている問題数が多いところです。

 章ごとにミニテストがあり、巻末に模擬試験が2回分あるので、これだけでも問題演習の数をこなすことができます。

 先に紹介した過去問と併用すれば、間違いなく、合格できる実力が身に付きます。

 なお、欠点を強いてあげるなら、「値が張る」ところです。

 税込で「2,000円」を超えるので、高いです。とはいえ、その品質と問題演習の数を踏まえれば、こういう値段になるのも仕方がないかな、と思います。

 まあ、少し安いだけのダメテキストを掴んで再受験に陥るくらいなら、多少の価格差は、問題ではありません。

 次に述べる「簡易版」のと比較して、本書がよいと思うなら、使ってみてください。

いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト

 

 当該テキストの特徴は、「簡易版」なところです。

 このテキストには、長文がありません。つまり、全てが短文です。

 長文がないとは、つまり、長ったらしい記述がないということで、テキストの大半は、箇条書きでワンセンテンスで構成されています。

 んなもんで、長文が苦手な人には、実に読みやすくなっています。

 そして、徹底して、試験向けで、ボイラーの理解よりも、試験で合格するのに必要な知識の伝授に重きを置いています。

 過去問でわからないものがあっても、本書で調べれば、大半の論点は、掲載されています。

 こんな次第で、ボイラー云々より、取りあえず、試験に合格したい人に、最適のテキストに仕上がっています。

 欠点は、当然あります。

 掲載された練習問題の数が少なく、また、模擬試験等もないので、絶対的に、問題演習数が不足します。

 よって、先に挙げた過去問と併用しなくてはいけません。

 まあ、問題数が少ない分、価格が「1,800円前後」と、多少は、安くなっています。

 本書は、こんな次第です。

 先に述べましたが、ボイラーの難しいことはさておいて、試験だけ通りたい人は、本書をお勧めします。

まとめ的なこと

 繰り返しになりますが、まとめます。

 二級ボイラー技士の試験勉強は、「 詳解 2級ボイラー技士 過去6回問題集 '24年版 (2024年版) 」が最有力候補です。大幅に試験制度が変わらない限り、この過去問を3回やって、解説を読めば合格できます。

 本試験では、毎回、同じような問題が出ています。ですから、最悪、理解できなくても、問題文と答えを憶えてしまえば、ぎりっちょで合格できるという次第です。

 とにかく、過去問を3回やって、アレコレ考えてみてください。わたしは、「3回」で十分受かると思います。

 そして、テキストは、本格版の「 一発合格! これならわかる 2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集 第3版 」か、簡易版の「 いちばんわかりやすい! 2級ボイラー技士 合格テキスト 」を使用します。

 わたしが再度、試験を受けるとしたら、上記の教材で勉強します。攻守揃い踏みで、鉄板合格です。

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