登録販売者 第2章:人体

第3節:症状からみた主な副作用‐2:精神神経系に現れる副作用

1)精神神経障害

1)精神神経障害

 「1)精神神経障害

 「医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等のほか、不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状を生じることがある。」

 「これらのうち、眠気は比較的軽視されがちであるが、乗物や危険な機械類の運転操作中に眠気を生じると重大な事故につながる可能性が高いので、眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、そのような作業に従事しないよう十分注意することが必要である。」

 「精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。」

 「これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である。」




ひとくちコメント

 当該「精神神経障害」ですが、これといった病名やキーワードが「ない」ので、あまり試験に出なかったところです。

 しかし、最近の傾向の「副作用は、すべて出る」が、ここにも及んできています。

 出題例として、「宮崎県 R4 第36問」があります。

 こんな風に、「精神神経障害」の記述から出題されるようになっています。精読しておくべきです。

 最後に、「眠気」ですが、これは、「適正使用」でもよくよく問われる副作用となっています。

 「人体」でも当然出そうです。まあ、記述そのまんまが出るのが関の山ですが、精読がしておいてください。

 以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。


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 「2)無菌性髄膜炎」に続きます。

補足リンク

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