76問‐東京都 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、駆虫薬の問題です。生薬の選択肢が1つありますが、最終解答には影響しません。残る選択肢は、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

76問‐駆虫薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 aの「駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すため、瀉下薬であるヒマシ油が併用される。」ですが、誤った記述です。

 「逆」です。

 ヒマシ油を使用すると腸管内で駆虫成分が吸収されやすくなるため、駆虫薬とヒマシ油との併用は避けます。

 よって、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。

解説:b

 bの「消化管から吸収されたサントニンは主に肝臓で代謝されるが、肝臓病の診断を受けた人では、肝障害を悪化させるおそれがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 そのため、肝臓病の診断を受けた人は、「相談すること」となっています。テキストで確認しておきましょう。

 参考:サントニン

 よって、選択肢の「b」は、「正」と相なります。

解説:c

 cの「マクリは、フジマツモ科のマクリの全藻を基原とする生薬で、回虫に痙攣起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。「マクリ」も、一読願います。

 よって、選択肢の「c」は、「正」と相なります。

解説:d

 dの「パモ酸ピルビニウムは、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。」ですが、誤った記述です。

 ぜんぜん違います。

 パモ酸ピルビニウムは、蟯虫が対象で、回虫は対象外です。

 そして、パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える作用があります。

 選択肢の説明は、「ピペラジンリン酸塩」のものです。

 参考:ピペラジンリン酸塩

 よって、選択肢の「d」は、「誤」と相なります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ(感冒)・・・「ふつう」。

 62問:かぜ薬(総合感冒薬)・・・「ふつう」。

 63問:解熱鎮痛薬・・・「ふつう」。

 64問:漢方処方製剤‐鎮痛・・・「ふつう」。

 65問:眠気を促す薬・・・「やや難」。

 66問:眠気防止薬・・・「ふつう」。

 67問:鎮暈薬・・・「ふつう」。

 68問:小児の疳の薬・・・「やや難」。

 69問:生薬‐鎮咳去痰薬・・・「難」。

 70問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。

 71問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)・・・「やや難」。

 72問:胃の薬・・・「ふつう」。

 73問:腸の薬1・・・「ふつう」。

 74問:腸の薬2・・・「ふつう」。

 75問:胃腸鎮痛鎮痙薬・・・「ふつう」。

 76問:駆虫薬・・・「ふつう」。

 77問:強心薬・・・「難」。

 78問:コレステロール・・・「ふつう」。

 79問:高コレステロール改善薬・・・「ふつう」。

 80問:貧血用薬・・・「ふつう」。

 81問:ユビデカレノン・・・「ふつう」。

 82問:外用痔疾用薬・・・「ふつう」。

 83問:漢方処方製剤・・・「難」。

 84問:婦人薬・・・「難」。

 85問:内服アレルギー用薬・・・「やや難」。

 86問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。

 87問:眼科用薬・・・「ふつう」。

 88問:外皮用薬1・・・「ふつう」。

 89問:外皮用薬2・・・「ふつう」。

 90問:抗菌作用のある外皮用薬・・・「ふつう」。

 91問:毛髪用薬・・・「やや難」。

 92問:歯痛・歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。

 93問:禁煙補助剤・・・「ふつう」。

 94問:ビタミン主薬製剤・・・「ふつう」。

 95問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。

 96問:漢方処方製剤と生薬・・・「ふつう」。

 97問:生薬・・・「難」。

 98問:消毒薬・・・「ふつう」。

 99問:殺虫剤・・・「ふつう」。

 100問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

R1 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・R1 東京 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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