本問は、「基本知識」の「医薬品によるアレルギー」についての出題です。定番の論点ばかりですが、選択肢の1つが注記問題で難しいです。その難しい選択肢が最終解答を握るため、確答の難しい問題です。復習だけはしておきましょう。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「薬理作用がない添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)にな らない。」ですが、誤った記述です。
添加物でも、アレルゲンとなります。
なお、手引きに挙げられているアレルゲンに、「黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム等」があります。
これらの添加物が具体的に問われることもあったので、ガチ暗記は無用ですが、認識だけはできるようになっておきましょう。
なお、「カゼイン」は、食べ物アレルギー(牛乳アレルギー)があるので、「食べ物アレルギー系(牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ‐登録販売者」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「医薬品にアレルギーを起こしたことがない人であれば、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合でも、医薬品がアレルゲンになることはない。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「病気等に対する抵抗力が低下している状態」の場合、医薬品がアレルゲンになることがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
医薬品ではないですが、食べ物アレルギーで、ひどく疲れていると、サバなどの青魚でアレルギーが出るのは有名ですね。
選択肢cの「アレルギー症状である血管性浮腫は、皮膚の下の毛細血管が拡張して、その部分に局所的な腫れを生じるもので、蕁麻疹と同様に、痒みを生じることが多い。」ですが、誤った記述です。
「注記」からの出題で、解けないかもしれません。
間違っているのは、「蕁麻疹と同様に、痒みを生じることが多い」のところです。
手引きには…、
「血管性浮腫」
「皮膚の下の毛細血管が拡張して、その部分に局所的な腫れを生じるもので、蕁麻疹と異なり、痒みを生じることは少ない。」
「全身で起こり得るが、特に目や口の周り、手足などで起こる場合が多い。」
…とあります。
「血管性浮腫」なる語句は、これまでに出題実績がほとんどありません。
ガチ暗記は無用ですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。
このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「アレルギーは、内服薬だけでなく外用薬等でも引き起こされることがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには、そのまんまですが…、
「内服薬だけでなく外用薬等でも引き起こ されることがある。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする