第57問‐埼玉県 令和5年度（2023年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「法規」の「医薬品の広告」についての問題です。基本的なことの出題なので、難しいことはありません。確実に１点としましょう。
第57問‐医薬品の広告
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「医薬品の広告に該当するか否かについては、（１）顧客を誘引する意図が明確であること、 （２）特定の医薬品の商品名（販売名）が明らかにされていること、（３）一般人が認知できる 状態であることのいずれか一つを満たす場合に、広告に該当すると判断されている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「いずれか一つを満たす場合」のところです。
正しくは、「いずれの要件も満たす場合」です。
上記（１）から（３）のすべてを満たした場合に、広告となります。
他県でも、「ひっかけ」としてよく出るので、ガチで押えておきましょう。正しいのは、「いずれの」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢b
選択肢bの「一般用医薬品の販売広告には、薬局、店舗販売業又は配置販売業において販売促進のため用い られるチラシやダイレクトメール（電子メールを含む）、ＰＯＰ広告も含まれる」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
そうしておかないと、チラシやダイレクトメール等々で、虚偽誇大広告ができてしまいます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「医療用医薬品と同じ有効成分を含有する一般用医薬品については、当該医療用医薬品の効能効 果、用法用量をそのまま標榜 すれば、承認されている内容を正確に反映した広告といえる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「承認されている内容を正確に反映した広告といえる」のところです。
手引きには…、
「一般用医薬品と同じ有効成分を含有する医療用医薬品の効能効果をそのまま標榜 することも、 承認されている内容を正確に反映した広告といえない」
…とあります。
“こういうもの”として、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「医薬品等適正広告基準では、医薬品の効能効果又は安全性について、最大級の表現又はこれに 類する表現等を行うことは不適当とされている」ですが、正しい記述です。
選択肢の言う「最大級の表現」をする広告は、言うなれば、それも誇大な広告の一種ですよね。
難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：4
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