登録販売者佐賀県過去問＋解説令和5年度（2023年度）第114問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「法規」の「配置販売業」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

佐賀県第114問‐配置販売業

　（クリックして拡大。）

難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢1

　選択肢１の「配置販売業者は、医療用医薬品を配置販売することができる。」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「医療用医薬品を配置販売することができる」のところです。

　基本問題です。

　配置販売業者が扱えるのは、“一般用医薬品”のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準（配置販売品目基準）に適合するものです。

　キーワードの「配置販売品目基準」は、押えておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

　選択肢２の「配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受ける必要があるが、発行された身分証明書は紛失を避けるため、医薬品の配置販売に従事する際は携帯せず、事務所等に保管することが望ましい」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「発行された身分証明書は紛失を避けるため、医薬品の配置販売に従事する際は携帯せず、事務所等に保管することが望ましい」のところです。

　手引きには…、

　「これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない」

　…とあります。

　免許証と同じですね。

　まあ、一読して、そんなひねくれたことをしなくてもいいじゃんとか、なんで規制する方が身分証明書の紛失を心配してんだ、的な突っ込みが可能かと思います。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

　選択肢３の「薬局開設者が、配置による販売又は授与の方法で医薬品を販売等しようとする場合には、別途、配置販売業の届出をする必要がある」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「届出」のところです。

　薬局でも、配置販売業を営むには、「許可」が必要です。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

　選択肢４の「配置販売業では、医薬品を開封して分割販売することは禁止されている」ですが、正しい記述です。

　そのとおりの記述です。

　昔からの、定番論点です。

　配置販売業は、分割販売ができません。

　ガチで押えておきましょう。「医薬品の分割販売と、毒薬・劇薬の開封販売のまとめ‐登録販売者法規」も、参考にしてください。

　よって、選択肢は、「正」となります。

答え

　「1」は「誤」です。

　「2」は「誤」です。

　「3」は「誤」です。

　「4」は「正」です。

　「正しいもの」は、

　正解：4

　さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

　>>> 次の問題へ。

登録販売者佐賀県過去問＋解説令和5年度（2023年度）法規

登録販売者佐賀県過去問＋解説令和5年度（2023年度）科目別

　・登録販売者佐賀県令和5年度インデックス

　・医薬品に共通する特性と基本的な知識（第1～第20問）

　・人体の働きと医薬品（第21～第40問）

　・医薬品の適正使用と安全対策（第41～第60問）

　・主な医薬品とその作用（第61～第100問）

　・薬事に関する法規と制度（第101問～第120問）

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集第4版」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

　登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

★みんなとシェアする

法規

令和5年度佐賀県

科目別リンク

├令和5年度佐賀県インデックス
├共通特性と基本的な知識
├人体の働きと医薬品
├医薬品の適正使用と安全対策
├主な医薬品とその作用
└薬事に関する法規と制度