104問‐大阪府 H28年度(2016年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「使用しない」についての問題です。各医薬品成分のド定番の論点です。すべて答えられるようになっておきましょう。テキストや過去問で、しっかり押えておいてください。

104問‐使用しない

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

 「1」の「プソイドエフェドリン塩酸塩」ですが、「前立腺肥大による排尿困難」の人が使用を避けることになっています。

 参考:プソイドエフェドリン塩酸塩

 よって、「1」は、「正」となります。

 なお、当該プソイドエフェドリン塩酸塩は、「使用を避ける」がたくさんあるので、何回も、目を通しておきましょう。

 「2」の「スクラルファート」ですが、アルミニウムを含みます。

 そのため、「透析を受けている人」は、「使用を避ける」となっています。

 参考:スクラルファート

 よって、「2」は、「正」となります。

 「3」の「タンニン酸アルブミン」ですが、これは、「牛乳アレルギーの人」が「使用を避ける」となっています。

 よって、「3」が誤りとなります。

 なお、問題文のいう「鶏卵アレルギーの人がダメ」なのは、“たまごリゾット”でおなじみの「リゾチーム塩酸塩」です。

 「食べ物アレルギー系(鶏卵アレルギー・牛乳アレルギー・ゼラチン)のまとめ」の方も一読ください。

解説補足4

 「4」の「インドメタシン」ですが、痛みなどが鎮まるため、皮膚感染が自覚し難くなるので、「化膿した患部には使用しない」となっています。

 よって、「4」は、「正」となります。

 参考:インドメタシン

解説補足5

 「5」の「アスピリン」ですが、「15歳未満の小児」は「使用を避ける」となっています。

 参考:アスピリン

 よって、「5」は、「正」となります。

答え

 こんな次第で、答えは、「3」と相なります。

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 101問:添付文書1・・・「ふつう」。

 102問:添付文書2・・・「ふつう」。

 103問:添付文書3・・・「ふつう」。

 104問:使用しない・・・「ふつう」。

 105問:してはいけない・・・「ふつう」。

 106問:服用しない・・・「ふつう」。

 107問:漢方処方製剤・・・「ふつう」。

 108問:想定問題・・・「ふつう」。

 109問:相談すること・・・「難」。

 110問:保管・・・「ふつう」。

 111問:製品表示・・・「ふつう」。

 112問:緊急安全性情報・・・「ふつう」。

 113問:総合機構HP・・・「ふつう」。

 114問:情報提供等・・・「ふつう」。

 115問:副作用対策・・・「ふつう」。

 116問:救済制度・・・「ふつう」。

 117問:救済制度の給付・・・「ふつう」。

 118問:救済制度対象・・・「ふつう」。

 119問:安全対策・・・「ふつう」。

 120問:啓発活動・・・「ふつう」。

H28 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H28 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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