第70問‐沖縄県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤(小児鎮静薬)」についての問題です。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。

第70問‐漢方処方製剤(小児鎮静薬)

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳 の虫等の症状については、成長に伴って自然に 治まるのが通常である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「カンゾウは、小児の疳を適応症とする漢方処方製剤には配合できない。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 カンゾウですが、「疳」の漢方処方製剤の大半に配合されています。

 代表的なのは、「小建中湯」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「小児鎮静薬は、小児における虚弱体質、消化不良等、症状の原因となる体質の改善を主眼として いるものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。小児鎮静薬は、長期連用(1ヶ月位)されることがあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 しかし、以下の要注意論点があります。

 「抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加竜骨牡蛎湯」ですが…、

 「小児の夜泣きに用いる場合、

 「1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、

 「いったん服用を中止して、専門 家に相談する等、その漢方処方製剤の使用が適しているかどうか見直すなどの対応が必要であ る」となっています。

 これらの漢方処方製剤は、「小児の夜泣き」の場合は、「1週間位」の“短期服用”なので、注意してください。他県にて、出題実績があります!

選択肢エ

 選択肢エの「小児鎮静薬として使用される漢方処方製剤は、作用が穏やかであるため、生後3ヶ月未満の乳児にも使用できる」ですが、誤った記述です。

 超絶定番問題です。ガチで押えておきましょう。

 間違っているのは、「生後3ヶ月未満の乳児にも使用できる」のところです。

 手引きには…、

 「漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生 後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている」

 …とあります。

 数字は、常に狙われています。「医薬品の数字4」を一読をば。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「誤」です。

 「ウ」は「正」です。

 「エ」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ薬

 62問:漢方処方製剤(かぜ)

 63問:解熱鎮痛薬の働き

 64問:解熱鎮痛薬の成分

 65問:ピリン系解熱鎮痛成分

 66問:眠気を促す薬

 67問:生薬(眠気を促す薬)

 68問:眠気を防ぐ薬

 69問:鎮暈薬

 70問:漢方処方製剤(小児鎮静薬)

 71問:鎮咳去痰薬

 72問:胃に作用する薬

 73問:整腸薬・瀉下薬

 74問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 75問:駆虫薬

 76問:強心薬

 77問:高コレステロール改善薬

 78問:貧血用薬

 79問:痔疾用薬

 80問:外用痔疾用薬

 81問:婦人薬

 82問:漢方処方製剤

 83問:内服アレルギー用薬

 84問:プソイドエフェドリン塩酸塩

 85問:鼻に用いる薬の配合成分

 86問:鼻に用いる薬

 87問:眼科用薬

 88問:点眼薬

 89問:眼科用薬

 90問:殺菌消毒成分

 91問:ステロイド性抗炎症成分

 92問:皮膚に用いる薬の配合成分

 93問:歯痛・歯槽膿漏薬

 94問:歯や口の中に用いる薬

 95問:禁煙補助剤(咀嚼剤)

 96問:滋養強壮保健薬

 97問:漢方処方製剤 総論

 98問:生薬成分

 99問:殺虫剤・忌避剤

 100問:妊娠検査薬

令和4年度 沖縄県 科目別

 ・令和4年度 沖縄県 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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