本問は、「基本知識」の「医薬品の相互作用」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「相互作用による副作用のリスクを減らす観点から、緩和を図りたい症状が明確で ある場合には、なるべくその症状に合った成分のみが配合された医薬品を選択させ ることが望ましい。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
たとえば、「かぜ」だと、咳・痰が出るだけなら鎮咳去痰薬を、熱が出ているだけなら解熱薬だけ、といった感じで、薬を飲むってな次第です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「相互作用には、医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄される過程で起こるものと、 医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「吸収、分布、代謝又は排泄される過程」と「薬理作用をもたらす部位」は、チェックしておきましょう。よく出ます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「かぜ薬とアレルギー用薬では、成分や作用が重複することがないため、通常、こ れらの薬効群に属する医薬品は併用することができる。」ですが、誤った記述です。
かぜ薬とアレルギー用薬には、抗ヒスタミン成分や抗コリン成分、アドレナリン作動成分が含まれており、重複する成分が多々あります。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬使用の前後 30 分にタンニン酸を含む 飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー等)を摂取すると、タンニン酸と反応して殺菌作用 が増強されるため、使用前後はそれらの摂取を控えることとされている。」ですが、誤った記述です。
「医薬品」の問題です。
選択肢の言う「前後 30 分にタンニン酸を含む」ウンヌンなのは、「貧血用薬」のものです。
設問の「ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬」の場合、控えるべきは、「レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC」です。
手引きには…、
「ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると脱色を生じて殺菌作用が失われるため、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬では、そうした 食品を摂取した直後の使用や混合は避けることが望ましい。」
…とあります。
参考:ヨウ素
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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