第6問‐長野県令和5年度（2023年度）過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「法規」の「医薬品の陳列」の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。

第6問‐医薬品の陳列

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢a

　選択肢aの「薬局開設者は、鍵をかけた陳列設備以外の場所に第一類医薬品を陳列してはならない。」ですが、誤った記述です。

　混乱する選択肢です。

　手引きには…、

　「第一類医薬品は、第一類医薬品陳列区画の内部の陳列設備に陳列しなければならない」

　「ただし、次の場合を除く。」

　「ⅰ）鍵をかけた陳列設備に陳列する場合」

　「ⅱ）第一類医薬品を購入しようとする者等が直接手の触れられない陳列設備に陳列する場合」

　…とあります。

　よって、基本的に、第一類医薬品は、「第一類医薬品陳列区画の内部の陳列設備」に、陳列することになります。

　しかし、但し書きにあるように、「ⅰ）鍵をかけた陳列設備に陳列する場合」だと、「第一類医薬品陳列区画の内部の陳列設備」に、陳列しなくてもいいわけです。

　選択肢の記述だと、第一類医薬品の陳列は、「鍵をかけた陳列設備」だけに限定されているので、間違いとなります。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

　今後も、こういう小難しい出題が予想されます。テキストを精読しておきましょう。

選択肢b

　選択肢bの「店舗販売業者は、第一類医薬品、第二類医薬品及び第三類医薬品が混在しないように陳列しなければならない。」ですが、正しい記述です。

　そのとおりの記述です。

　手引きには、選択肢そのまんまですが、「第一類医薬品、第二類医薬品及び第三類医薬品を混在しないように陳列しなければならない」とあります。

　こういうストレートな出題に備えるためにも、テキストを精読しておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

　選択肢cの「薬局開設者は、鍵をかけた陳列設備に陳列する場合又は指定第二類医薬品を陳列する陳列設備から 1.2 メートルの範囲に、医薬品を購入しようとする者が進入することができないよう必要な措置が取られている場合を除き、薬局等構造設備規則に規定する「情報提供を行うための設備」から、７メートル以内の範囲に指定第二類医薬品を陳列しなければならない。」ですが、正しい記述です。

　指定第二類医薬品の定番論点です。

　選択肢の言うように、陳列することになります。

　数字は、常に狙われています。「 1.2 メートル」と「７メートル」は、穴埋め問題になるくらい出ています。ガチで押えておきましょう。

　「法規の数字」も、一読願います。

　よって、選択肢は、「正」となります。