本問は、「人体」の「外皮系」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「体温が下がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が開き、体外への放熱を抑える」ですが、誤った記述です。
体感的にもわかるかと思います。
体温が下がると、「血管は収縮」します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている」ですが、誤った記述です。
これまた、「入れ替え問題」で、セラミドとケラチンが入れ替わっています。
正しくは、「細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(“ケラチン”)でできた板状の角質細胞と、“セラミド”(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質」です。
憶え方あります。
「登録販売者の「人体の働きと医薬品(人体)」のケラチン・セラミドの憶え方」を一読願います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「汗腺の一つであるエクリン腺は、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する」ですが、正しい記述です。
んで、もう片方の「アポクリン腺」は、脇の下などにあります。
参考:登録販売者の「人体の働きと医薬品(人体)」のアポクリン腺とエクリン腺の憶え方
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「メラニン色素の防護能力を超える紫外線に曝されると、表皮の最下層にあるメラノサイトの働きが抑制されてメラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして皮膚に沈着する」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「メラノサイトの働きが抑制されて」のところです。
正しくは、「メラノサイトの働きが活性化されて」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、当該論点は、「ひっかけ」が多いところです。
表皮が、「“真皮”」や「“皮下組織”」になったりするので、注意してください。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
21問:消化器系・・・「ふつう」。
22問:肝臓・・・「ふつう」。
23問:小腸及び大腸・・・「ふつう」。
24問:呼吸器系・・・「ふつう」。
25問:循環器系・・・「ふつう」。
26問:泌尿器系・・・「ふつう」。
27問:感覚器官(目、鼻及び耳)・・・「ふつう」。
28問:外皮系・・・「ふつう」。
29問:骨格系及び筋組織・・・「ふつう」。
30問:副交感神経系・・・「ふつう」。
31問:有効成分の吸収等・・・「ふつう」。
32問:代謝、排泄・・・「ふつう」。
33問:剤形・・・「ふつう」。
34問:中毒性表皮壊死融解症(TEN)・・・「ふつう」。
35問:肝機能障害及び偽アルドステロン症・・・「ふつう」。
36問:精神神経系副作用・・・「ふつう」。
37問:消化器系副作用・・・「ふつう」。
38問:呼吸器系副作用・・・「ふつう」。
39問:循環器系・泌尿器系副作用・・・「ふつう」。
40問:皮膚副作用・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする